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日本心霊科学協会に集う学者たち [人生]

本ブログで幾度も取り上げてきた日本心霊科学協会は、大学教授や医師たちが理事を務めるなど、心霊に関わる団体としては珍しい存在である。Wikipediaにはどのように記されているのか調べてみたら、興味深いことがわかった。


Wikipediaの「日本心霊科学協会」には、「学術的研究活動」と題された項があり、次のような文章が記されている。


20世紀以降、科学技術は、人間を月に送るほど、また原子一つ一つを識別できるほど、急速な進歩を遂げた。PET(ポジトロン断層法)やMRI(核磁気共鳴画像法)などの技術により人間の大脳の構造や機能に関する知見は豊富になった。しかし人間の意識や思考、心の源泉は、未だ科学には解明できていない。謙虚な立場に立って、諸々の分野から学者、研究者、大学教員、企業人が集まり、学際的研究を継続している。研究成果は、公開月例講演会、心霊科学研究発表会、夏期講座などを通して広く社会に公開している。


その文章に続いて、研究に関わる大学教授たちの名前が列記されているのだが、興味深いのは、電気・電子工学・情報工学などの、電気に関わる分野の研究者が多く、8名の名前が記されている。そのうちの2名は、私も以前から知っている名前である。


思想・哲学・心理学・人間科学分野は計5名、生物学・農学・環境学分野と医学分野はそれぞれ4名づつとなっている。2名の名前が記されているのは、機械工学と文学と法学の分野であり、物理学者は1名である。


日本心霊科学協会に関わってきた学者や医師は、日本全体から見ればごく少数と言えるが、著名な学者を含めた27名の名前が見られるのだから、心霊に関わる団体としては異色な存在と言えるだろう。ことに興味深いのは、電気に関わる分野の学者が多いことである。


上記のWikipediaには名前がでていないが、電子レンジに使われるマグネトロン(真空管の一種)の発明者である岡部金治郎(東北大学の元助教授、大阪大学、近畿大学などの元教授 )も、霊魂の実在を主張した学者のひとりであり、関連する著作がある。霊魂の実在を説く書物を書いた電気関係の技術者は多く、生まれ変わりに関わる著作で著名な森田健氏(元富士通のコンピューター技術者)や、霊界に関わる著作の多い坂本政道氏(東大出身の電子工学者)、天外伺朗のペンネームで霊界に関わる幾つもの著作がある土井利忠氏(東京工業大学出身の電子工学者であり、元ソニーの社員)など、錚々たる顔ぶれである。


霊魂の実在を説く学者や技術者の中に、電気に関わる者が比較的に多いように思われる。どうしてだろうと思ったとき、学生時代の友人の言葉が思い出された。機械工学を学んでいた友人は言った、「俺は電気のように目に見えないものが嫌いだから、機械工学科を選んだのだ」と。


電気に関する理論と技術的な基盤は整備され、現代文明の基幹となる存在ではあるが、目に見えないだけでなく、その根源的なところは未解明のままである。そのような電気と同様に、霊魂の実在を実証することは簡単にできるけれども(2015年12月7日投稿の記事「霊魂が実在していることを知る簡単な方法がある」参照)、その本質は未解明のままである。霊魂の根源的なところは、おそらく永久に解明できないだろう、という気がする。


私のように子供の頃から電気に魅せられる人には、もしかすると、霊魂に興味を抱く傾向があるのかも知れない。電気もまた、子供のみならず大人にとっても、不思議で興味深いものだから。

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