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高齢者にもやりたいことがある [人生]

後期高齢者とよばれるようになって数年が経ち、82歳になった。少年時代の私には、82歳といえば超高齢者に見えたものだが、今の自分をそのようには感じない。50年前には60歳以下だった平均寿命が、今では女は87.32歳で男は81.25歳ということだから、昔とは感覚が異なるのは当然だろう。母は102歳の長寿を生きてあの世へ旅立ったが、6人の兄弟姉妹は無事に高齢者の仲間になっている。医学の進歩と幸運に恵まれたおかげと感謝している。幾度も命の危機に遭遇した私には(付記1参照)、とくにその感が強い。


長男である私が最初にあの世へ行くのが望ましいと思うが、そのためには充分に長生きしなければならない。その間に、霊魂の実在が真実であることを、しっかり理解してもらうべく、さらに努力したいと思っている。同じ兄弟でありながらも、霊魂に対する見方はそれぞれであり、霊魂の存在を信じない者もいる。


2015年12月7日に投稿した記事「霊魂の実在を知る簡単な方法がある」にも書いたが、霊魂の実在を知ることは簡単である。そのような記事を読んでも科学万能思想から抜け出ることができない人は、それを真っ向から否定し、意を向けようとしない。そのような人が多いけれども、霊に関わることに興味を示す人もいる。かく言う私自身も、唯物論的な考え方をしておりながらも霊的なことに興味を抱いたひとりである。そのような私は不思議な体験をした(させられた?)ことにより、霊的真理に親しむに至った。


これまで書いてきたように、若い頃の私は唯物論に近い考え方をしている一方で、霊的な事柄に対して、かなり強い興味を抱いていたことも事実である。30代の中頃に幾度も不思議な体験をしたことにより、多くの精神世界に関わる書物に目を通しただけでなく、公益財団法人日本心霊科学協会を訪ねるに至った。そのようにして、霊魂の実在を確認できた私は、多くの人に霊的真理を理解してもらいたいと思い、このブログに幾度も関連する記事を投稿してきた(付記2参照)。


2019年11月24日の投稿記事「お薦めしたい書物……自分を知る力『暗示の帽子の謎を解く』」で紹介した「自分を知る力……暗示の帽子の謎を解く」なる書物のプロローグは、次のような文章で終わっている。少し長くなるが引用させていただく。


 魂の存在については、すぐには納得することができないという方もいらっしゃるかもしれません。その方は、これから本書で語られるのは、1つの可能性としての人間観、世界観であり、そこから生まれる生き方であると受けとめていただきたいのです。人間が魂の存在だとしたら、人生はどう見えてくるのだろう、どんな生き方ができるのだろうか、そう考えてみていただきたいのです。

 魂が秘める大いなる可能性を全開して生きるのが、本来の自分―。それを「真我」と呼びます。真我に近づくほど、私たちは様々な力を発揮できるようになります。
 最初はごくわずかしか現れていない魂の潜在力を引き出し、世界の法則に従って正しく使うことができれば、仕事でも、人間関係でも、社会への貢献でも、できることが増え、進化します。
 試練に強くなり、問題解決の力も、ものごとの具現力も大きくなって、それまで見えなかった未来をつくり出すことができるようになります。現在からは想像もできないことが可能になるのです。・・・・・・・・
 ・・・・・・・・生まれ育ちの中で、誰もが「暗示の帽子」をかぶり、いつの間にか自分になっていたのが私たち。それは、「最初の自分」(initial self)であり、真我とはほど遠い偽りの自分──「偽我」です。
 ・・・・・・・・重要なことは、すべての人生は例外なく(暗示の)帽子をかぶった偽我から始まる、ということです。たとえ、どれほど豊かな才能に恵まれようと、莫大な財産や高い地位を約束されていようと、何も持たざる人であろうと、そのことに何の違いもありません。・・・・・・・・
 自分を知る力とは、人間を知る力。そして、人間を知る力とは、世界を知る力にほかなりません。自分を知り、人間を知ることによって、私たちは、自分の中に複雑で予測不能な世界を生きる最大の手立てを手にすることになるのです。

 本書は、本当に人生を変えようと願っている人々のための本です。
 本書によって、1人でも多くの方が、自分を知る力を養い、「暗示の帽子」を脱いで、善我を育み、さらに真我――オリジナルな自分を発見してゆかれることを心から願ってやみません。


紹介した書籍は魂の存在を前提にしたものだが、霊的なことがらを信じない人にとっても、「人生をより良くするには如何にあるべきか」を知るうえで大いに参考になるはずである。


これまでに幾度も紹介した興味あるホームページに、元大学教授武本昌三氏のホームページ「ともしび」がある。幾つもの分野にわたる記事が記されているが、特にお薦めしたいのは、精神世界に関わる記事である。


82歳になったとはいえ健康で日々を送っている私には、まだなすべきことが残されているようである。きょうのタイトルは「高齢者にもやりたいことがある」だが、それよりむしろ、「高齢者にもやるべきことがある」とすべきかもしれない。この言葉に励まされつつ、これからの日々を送りたいと思う次第である。


付記1



付記2 霊魂の実在について書いた記事 



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