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アジサイが緑の葉をつけている正月 [雑感]

温暖化による結果であろうか、近年は蝶やトンボに蜂や蝉など、昆虫が急速に少なくなったが、植物の世界にも明らかな影響が現れている。近年は落葉の時期が遅くなっているが、我が家の庭のアジサイは、ついに緑の葉をつけたままに年を越すことになった。とはいえ、さすがに葉の多くは黄ばんでいるが、1割ほどの葉は鮮やかな緑色を保っている。


野菜が不足する真夏のために、我が家では庭でバイアムを育てている。夏ほうれん草あるいはジャワほうれん草なる別名をもつのだから、暖かい地方が原産の植物と思われるのだが、庭の隅に残しておいた数本は、いまだに緑の葉をつけている。高さ1mあまりの茎や枝には、収穫可能な葉(バイアムは葉をちぎり取って収穫する)が残っている。


先ごろ読んだ新聞記事によれば、高温障害による米の収量減少が危惧されているという。緑の葉をつけたままに越年したアジサイは、その危惧が現実になりそうだと思わせる。その一方で、「地球は温暖化していない」と主張する学者や政治家がいる。そのような学者のひとりである中部大学教授武田邦彦氏は、その根拠を幾つもあげているのだが、素人の私にも首を傾げたくなるところがある。「温暖化によって南極の氷が減るどころか、むしろ増えている」ことも論拠のひとにしているのだが、温暖化によって海水温が上昇すれば大気中の水分が増え、南極に降る雪も増えるのだから、温暖化を否定する根拠にはならないのではなかろうか。


海水温の上昇により、サンゴが減少しているという。上昇した海水温が台風の数と強度を増しているという。昆虫が減り、落葉時期が遅くなり、桜の開花時期は早くなる傾向にある。近年は豪雨によろ災害も増えている。温暖化論争がどうであれ、人間が地球の環境に影響を及ぼしていることは事実なのだから、環境汚染対策が声高に語られるような社会でありたいものである。


蜂は少なくなったけれども、昨年もゴーヤは多くの実をつけた。ここ数年ほど作り続けているナガイモだが、昨年はキイロスズメガがごくわづかしか発生しなかったせいか、大きな芋に育った。温暖化で昆虫が弱ったためであるなら、素直には喜べないのだが。

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