SSブログ

「最高の人生のつくり方」なる最高の書物 [人生]

平成30年をしめくくる記事として、最近読んだ書物について書くことにした。高橋佳子著「最高の人生のつくり方」である。


その書物の第2章に、「最高の人生」に関わる次のような文章がある。


・・・・・・・・。最高に関するもう一つの誤った考えは、「最高」は他の99の「平凡」から抜きん出ることによって初めて実現できるというものです。周りの99人と比較競争し、それらを上回れば最高------。もしそうならば、100の人生の中から、「最高の人生」はたったひとつしか生まれないことになってしまいます。
 しかし、本当の「最高の人生」とは、100の人生すべてが「最高の人生」になり得るものなのです。100の人生に100通りの「最高の人生」が用意されている。
 それは、どのような人生なのでしょうか。
 私たちは、この世界で、それぞれが果たさなければならない使命を抱いています。その使命は、その人の魂の内に、人生の設計図、青写真として刻まれているものです。
 「最高の人生」とは、誰かと比較して最高なのではない。その人の内なる青写真を具現することによってこそ、「最高の人生」に至ることができるということです。(引用おわり)
          
日々立ち現れる現実への対処を積み重ねつつ、人は人生を構築してゆくわけだが、その人生をその人における最も望ましいものにする方策が、実に分かりやすく説かれている。今の人生の中に眠っている最高の人生をいかにして引き出すか。どんな人にとっても、それは可能である。


2016年12月5日に投稿した「子供の心理と学校での成績・・・・・・注目すべき実験の結果」では、同じ著者による「魂主義という生き方」なる書籍を紹介したのだが、この「最高の人生のつくり方」も、多くの人に読んでもらいたいと願っている。先日訪れた書店には、まだ数冊ほど並んでいた。

nice!(0)  コメント(0) 

川柳の世界で揶揄される安倍首相 [政治および社会]

12月29日の朝日新聞に、朝日川柳選者の西本空人氏による「平成落首考」なる記事が掲載されている。平成30年の後半に投稿された作品についての総評とも言える記事だが、そこで取り上げられている作品の多くが、安倍首相を揶揄するものである。


・お言葉を聞いてる振りの安倍首相(戦没者追悼式に関わる川柳)
・「寄り添う」のウソと誠を思いけり
・お言葉に耳塞いでるかも安倍氏
・ふざけるな野球じゃないだろ政治だろ(総裁3選後の組閣で全員野球を標榜したことを揶揄)
・タイガースも「全員野球」と言っていた
・「戦闘機購入感謝」にドギマギし(トランプから謝礼されて)
・トランプのポチかと思ったカモだった


最後にあげた作品を評した後の文章はこう記されている。「笑えるけれど、大統領にも首相にもカモにされているのは、アメリカ製戦闘機の代金を税金で払っている私たちである。笑ってる場合じゃありません。『川柳が笑えて悲し世の乱れ』」


世の川柳子たちから大いに揶揄されているとはいえ、安倍内閣の支持率はまだ40%程度である。新しい年号が始まる来年以降には、国民の多くが政治に関心を持ち、まともな政治家を選んでほしい、と願っている。

nice!(0)  コメント(0) 

「身体と健康」に関する記事について [身体と健康]

81歳を生きている今日までに、様々な病気や怪我をしてきたのだが、現在は元気で日々を過ごしています。私は素直に感謝したい、「お陰様にて無事に暮らしています」と。


つい先ごろもある人から、「年齢の割に元気ですね」と言われたのだが、そのように見られるのは、私自身が歳をとったという自覚がないからかも知れません。階段を駆け上がると妻が言います。「危ないことはしないで、80代の身体なんだから」


もしかすると、年齢を意識しないで行動する癖が、私の老化を遅らせているのかも知れない。階段を上ろうとすれば走りたくなる。道を歩けば足早に足を運ぶ。食事に際しては固い食物を好んで口にする。梅干しを口に入れたら種を噛み割り、中の仁を食おうとする。庭仕事では重労働になろうと、息子にやらせず自分でやることにしている。庭で作ったヤマイモを掘り上げる仕事も、楽しみながら自分でやっております。


ブログを3年余り書き続ける間に、「身体と健康」カテゴリーにも多くの記事を投稿してきましたが、いずれも私自身の経験に基づく記事であり、読んでくださる方のお役に立てるものがあるのではと思っています。というわけで、その幾つかをここに列挙しておきます。青い部分をクリックすればその記事に飛びます。


昔は高血圧今は低血圧(2015.6.24)
適正な体重とは(2015.6.26)
嗅覚の喪失と復活(2015.7.13)
・ハトムギでイボが消える理由(2015.10.24)
肺ガンが見つかった経緯 (2015.11.3)
・インスタントラーメンの粉末スープは全量を使わないこと (2015.11.7)
筋力をつける体操は短時間でも効果があるとわかった (2015.11.12)
80歳になっても丈夫な歯を持つことができる (2015.11.23)
・ビタミンやミネラルなどの必要量が体質によって異なる証拠 (2015.11.28)
・ギックリ腰を簡単に治す方法 (2015.12.15)
・シャンプーもセッケンも使わない入浴 (2016.1.5)
薬の副作用について・・・・・・うつ病でもないのに抗うつ剤が効いた話 (2016.2.17)
力仕事をしたら腰痛が治った!・・・・・・腰痛の原因は・・・・・・ (2016.9.21)
苦労していた誤嚥が簡単に治った! (2016.10.7)


nice!(0)  コメント(0) 

白内障の手術を受けて [身体と健康]

一週間前に白内障の手術を受けた。医師からはまだ手術の必要がないレベルと言われたのだが、早めに受けた方が良いのではと思い、左眼を手術してもらった次第。右眼の視力はメガネをかければまだ1.0だが、軽度であろうと白内障になっているので、来年には手術してもらうつもりである。


あらかじめネットで情報を得ていたので、不安も緊張もなく受けることができた。執刀医はまだ若い女医さんだが、術前に相談した時点で充分に信頼していたし、施術中にかけてくださる言葉も好ましかった。「これから超音波をかけます」「砕けた水晶体を吸い出しています」「しばらく眩しくなりますが心配しないでください」「とても順調に進んでいます」「これから眼内レンズを入れます」「もうすぐ終わりますよ」「すべて順調に終わりました」


次の日に眼帯をとってもらうと、メガネなしでもピントの合った室内の光景が見えた。蛍光灯に眼をやると、右目と違って青っぽく見えたが、むしろそれが正常とのこと。高齢者の眼は水晶体が黄色味がかっているため、青い光に対する感度が低下するという。高齢になると色弱になるわけだが、若い頃と同じように色を見たいのであれば、青以外の光を少し弱めるメガネをかければよいことになる。


私の母は102歳まで生きたのだが、白内障が軽度のうちに手術を受けたので、晩年も眼で苦労することはなかった。義母も102歳の長寿を全うしたのだが、白内障の手術を受けなかったため、晩年の数年間は苦労することになった。わづか10分あまりで完了する白内障の手術によって、その後の人生に多大な利益を得ることができるのだから、白内障が生じたならば、はやめに手術を受けた方がよいだろう。


手術は10分あまりで終わるのだが、細菌感染防止の目薬を1日に4回、3ヶ月の期間にわたって使わねばならない。医学の進歩に感謝しつつ、目薬を使い続けようと思う次第である。



nice!(0)  コメント(0) 

日本が韓国人から馬鹿にされる日が来る? [政治および社会]

昨日12月20日のハーバービジネスオンラインに、「新自由主義に抗戦するフランス国民、沈黙する日本国民」なる記事(筆者は菊池英博氏)が掲載された。その記事は、 「このように日本国民の所得を低く抑えて大企業を儲けさせ、その利益は株主配当と役員報酬、内部留保になっており、国民の実質所得の伸びはマイナスである。なぜ日本国民はこうした暴挙を黙認しているのか。フランス国民に馬鹿にされないためには、選挙でこの悪政を変えさせることではないか。奮起せよ日本国民!」なる文章で締めくくられている。この記事に同感した私は、記事をここで紹介させてもらうことにした。興味を覚えられた方には、ハーバービジネスオンラインを訪問されるようお勧めしたい。


新自由主義に抗戦するフランス国民、沈黙する日本国民<菊池英博氏による、ハーバービジネスオンラインの記事を転載>

  菊池英博
   エコノミスト。東京銀行(現三菱東京UFJ銀行)を経て1995年

    文京女子大学教授に。現在は日本金融財政研究所所長


  11月17日にフランスのパリで始まったデモは全土に広がり、終息の見通しが見えない。デモで国民が最初に訴えたのは「燃料税の引き上げに反対」であったが、これは不満の一部に過ぎず、本質的にはマクロン大統領の経済政策に国民が強硬に反対しているのだ。
 マクロンの経済改革は、典型的な新自由主義政策(グローバリズム)であって、「法人税を33%から25%へ引き下げる」「富裕税を廃止する(減税)」「年金所得者、低所得者にも課税する」「経営者が労働者を解雇しやすくするために労働法を改訂する」などだ。こうなると「低所得者から富裕層と大企業に所得が移転し」「企業ではリストラが進む」ことになる。
 マクロンの政策は、英国のEU離脱や米国のトランプ当選で発揮された反グローバリズムの潮流に逆らっている。18世紀末に自由・平等・博愛の理念を掲げて国民を苦しめてきた王政を打倒したフランス国民の血統は今日でも不断に流れており、フランス全土に広がっているデモはフランス国民の反グローバリズム行動の表れである。デモを沈静させるのは増税・リストラ法案の撤廃が必要であろう。


◆英米という新自由主義失敗事例

 新自由主義とは「国富を1%の富裕層と大企業に集約すれば、彼らの投資と消費が増えるので経済が成長する」「そのためには社会保障費は最低限に抑え、労働法を改訂して解雇を自由にし、賃金を極力圧縮する」という考え方(イデオロギー)であり、最初にこの政策を取り入れたのが1979年からの英国のサッチャー首相と1981年に就任した米国のレーガン大統領であった。

 その結果、両国ともに財政赤字は拡大し、国民の所得格差が拡大して社会が分断され、米国は債務国に転落して国家が危機的な状況になってしまった。英国のEU離脱と米国のトランプの大統領就任は、こうした新自由主義の流れを国民が直接投票で変えようとした行動の結果である。


◆日本も新自由主義で貧富差拡大だが沈黙する国民

 日本で新自由主義を取り入れたのは2001年4月に就任した小泉純一郎首相であり、小さい政府、規制緩和、社会保障費圧縮などの構造改革を進めた。構造改革で貧しくなってゆくことに気が付いた国民は、新自由主義政策からの脱皮を期待して2009年9月に政権交代を実現させ、民主・国民・社民の連立政権に期待した。
 ところが野田佳彦氏が首相になると、「4年間は消費税を上げない」という選挙中の国民との約束を破り、自民・公明と三党合意を実現させて、「消費税を10%に引き上げて法人税を5%下げる」という典型的な新自由主義政策を取り入れた。
 2012年12月の選挙で政権に復帰した自民党の安倍首相は、「(法人税の最高税率を25%に引き下げたうえでさらに)地方税を含む実行法人税を現行の36%から29%台に下げる」「日本を企業が最も儲けやすい国にする」「人件費を1割、削減する(経団連の要求)」「規制緩和を徹底して生活基盤まで破壊する」「金融を超緩和状態にする」という政策を採っている。その結果、日本はどうなっているのか。
 厚労省のデータによれば、2013年から2017年までの実質所得(1世帯当たりの平均所得額)は5年で80万円減収(年収で16万円の減収)となった。内訳をみると、消費税3%の増税(これで消費者物価は2%上昇する)による減収は5年で60万円(年収で12万円)となり、残りの20万円(年収で4万円)は円安に輸入物価高によるものである。
 さらにこの5年間で雇用者数は370万人増加したが、正規社員は26%の増加に過ぎず、非正会社員が73%も増加し、雇用は不安定化している。同期間の名目GDPは492兆円から546兆円に52兆円増加しているが、32兆円は計算方法を変えた底上げであって、実態は5年間でわずか20兆円(年成長率0.8%)の増加に過ぎない。さらに安倍内閣は海外から労働力を導入して日本人の所得を抑えようとしている。
 一方、上場企業の2017年度の役員報酬合計は、2010年度と比べて31%も増加している(東京商工リサーチ調査)。

 このように日本国民の所得を低く抑えて大企業を儲けさせ、その利益は株主配当と役員報酬、内部留保になっており、国民の実質所得の伸びはマイナスである。
 なぜ日本国民はこうした暴挙を黙認しているのか。フランス国民に馬鹿にされないためには、選挙でこの悪政を変えさせることではないか。奮起せよ日本国民!


安倍政権はアベノミクスの成果を誇示しているが、その実態は菊池英博氏が指摘しているように、国民を犠牲にして成り立っている。安倍政権は独善的な政策を推し進め、国民を犠牲にし、アメリカの言いなりに膨大な軍備品を購入し、憲法無視の立法をごり押ししている。このような政治を打開して、日本の政治を好ましいものとするためには、幾度かの政権交代を繰り返す必要がある、と私は思う。政権運用に不慣れな野党に政権が渡れば、政治がもたつくことも起こり得るのだが、より良い国にしてゆく過程として、それを見守る度量を持ちたいものである。


菊池英博氏は言う、「なぜ日本国民はこうした暴挙を黙認しているのか。フランス国民に馬鹿にされないためには、選挙でこの悪政を変えさせることではないか。奮起せよ日本国民!」と。この言葉に同感する日本人も少なくないはずだが、安倍政権が崩壊する日はまだ先になりそうである。12月17日に投稿した記事「自民党が犯した罪・・・・・・多数の国民を貧困にしたこと」に書いたように、韓国では平均賃金が上昇しており、一部では日本を追い越しているようである。 自民党と安倍政権を容認したままでは、フランス国民だけでなく、隣の韓国国民からも馬鹿にされるだろう。経緯や形態はともかくとして、韓国ではときおり政権が交代しているのだから。

nice!(0)  コメント(0) 

自民党が犯した罪・・・・・・多数の国民を貧困にしたこと [政治および社会]

12月15日の朝日新聞に「貧困を直視せぬ指導者」なる記事が掲載されている。英国在住のブレイディみかこ氏による投稿記事だが、その一部をここに引用させていただく。


  EU離脱のカオスが国の内外で大きく伝えられている陰で、ひっそりと発表された報告書がある。英国内の貧困の実態調査を行うために英国入りしていた国連特別報告者フィリップ・アルストン氏が調査結果をまとめたものだ。氏は、保守党政権の「懲罰的で狭量、往々にして無情な」政策は、経済的必要性よりも社会の再構築を行う政治的欲望を優先させたものであり、英国内の人びとに「すさまじい窮乏」を経験させていると報告した。
  国連人権理事会に提出される24ページの報告書は、「特に2010年以降の英国が経験していることは、貧困は政治的選択だということを浮き彫りにしている」と結論づけている。・・・・・・


イギリス保守党政権の失政により、英国人口の5分の1にあたる1400万人が貧困状態にあり、150万人は極端な貧困状態にあるという。翻って日本の現状に眼を向ければ、歴史的な好景気の継続が報じられているにも拘わらず、国民の生活にその実感がなく、むしる貧困にあえいでいる国民が増え続けている。外国人技能実習生や派遣労働者から搾取するなど、労働分配率を低く抑えることで、経営者たちは好況感を抱いているのだろうが、国民はむしろ犠牲にされている。トリクルダウンなどとたわけた論理をかかげる自民党は、だれのための政治を行っているのだろうか。


12月15日に投稿した「改正入管法は現代の奴隷制か?」に、選挙ウォッチャーちだい氏の「韓国の都市部と日本の田舎だったら、韓国の方が時給が高いというところまで来てしまいました。もはや賃金の上で韓国に抜かされ、日本人が高い賃金を求めて韓国に出稼ぎに行く日は、そう遠くない未来になってきているのです。「保守」とか「愛国」とか言っている皆さんこそ、本当にそれでいいのでしょうか。」なる文章を引用した。日本の将来を明るいものとするには、まともな政治家を選ぶしかないわけだが、選挙では相変わらず棄権が多く、道の遠さを思う今日この頃である。

nice!(0)  コメント(0) 

改正入管法は「現代の奴隷制」か? [政治および社会]

12月12日のハーバービジネスオンラインに、「やはりどう考えても改正入管法が「現代の奴隷制」だとしか思えない件」なる記事が掲載された。取材と文責は「選挙ウォッチャーちだい」となっている。

その記事は次のような文章で書き始められている。


 ついに「現代の奴隷制度を認める」法案が強行採決を経て成立してしまいました。そう、改正出入国管理・難民認定法(以下、入管法)です。
   これで自分たちのことを「先進国」だと思っているのですから、ずいぶん恥ずかしいことになっています。どれだけメチャクチャなことをしていても、国民はほとんど政治に関心がないので、昨今の「何でも批判するのは良くない」という風潮から、いつまでも安倍政権の支持率は高い状態にあり、みんなが気づかないうちに、世界ではどんどん恥ずべきポジションに成り下がっています。
  いよいよ日本は「奴隷を作ることに何のためらいもない」という人権の存在しない国になってしまったのです。もともと日本の国会議員の意識が「下々の国民に人権など必要ない」というものになっているため、いつしかこんな日が来るんじゃないかと心配されていましたが、本当にそういう時代が来てしまったので笑えません。
  本来は人の命にも関わる問題なので、しっかり話し合い、とことん議論を煮詰めなければならないのですが、安倍晋三総理がアルゼンチンに外遊に行くスケジュールになっているためなのか、財界からの強い要請があったせいなのか、こんな法案はとっとと通してしまった方がいいということで、データが捏造されていようが、野党がどれだけ反対していようが、国民の過半数が納得していなかろうが、とにかく通すといったら通すということで、今となってはほとんど形式だけになってしまった野党のフィリバスターも虚しく、あっさりと衆議院を可決し、参議院も数の論理であっさり通過してしまいました。
  「こんなに話し合わないなら国会なんて必要ない」と言えるところまで来ています。あまりにも酷いことになっていて、新聞の社説などでは厳しく批判されているのですが、最近は新聞を読む人が減り、多くの人が見るであろうテレビのワイドショーは貴乃花の離婚や宮崎県の一家心中に夢中です。国家的な危機をほとんど報じてくれないのです。
            
改正入管法の問題点と審議のあり方を論じたあとで、外国人技能実習生たちの劣悪な労働環境や、派遣労働の不当性が嘆かれ、日本の将来に対する不安が綴られている。その記事の終盤には次のような文章がある。


  外国人労働者は搾取の温床になっていますが、だからと言って、日本人労働者が搾取の温床になっていないのかと言われたら、そんなことはありません。
 従業員の多くが非正規雇用になり、それなのに責任は社員並み。それどころか「オマエも働く以上はプロなんだから、経営者のような意識を持て!」みたいなことを平気で言ってしまう、脳味噌が何かでやられているとしか思えない経営者がたくさんいるほどです。
   仕事の量は増えるばかりなのに給料が上がらず、そこに安価な賃金で働く外国人労働者が入ってくる。そうすると今度は安価な外国人労働者に比べて日本人が働いていないということになり、日本人まで外国人労働者と同じような賃金で働かされるか、職を失うかの2択になります。
 こんなことにならないように慎重に検討しなければならないのが「入管法」のはずなのですが、安倍政権は現場で働く労働者のことなんて微塵も考えていません。政治家の皆さんが仲良しなのは全員「経営者」なので、上級国民様が儲かるのであれば、これは良い法案ということになるのです。
 ただ、会社というのは労働者がいなければ成り立ちません。賃金が上がらないとモチベーションも上がりません。諸外国ではいかに給料を上げるかが会社の売上を上げるポイントだということに気づき、どんどん給料を上げようという動きになっているのに、日本は世界の潮流と逆を進んでいます。いよいよ韓国の都市部と日本の田舎だったら、韓国の方が時給が高いというところまで来てしまいました。もはや賃金の上で韓国に抜かされ、日本人が高い賃金を求めて韓国に出稼ぎに行く日は、そう遠くない未来になってきているのです。「保守」とか「愛国」とか言っている皆さんこそ、本当にそれでいいのでしょうか。


 引用した文中に、<あまりにも酷いことになっていて、新聞の社説などでは厳しく批判されているのですが、最近は新聞を読む人が減り、多くの人が見るであろうテレビのワイドショーは貴乃花の離婚や宮崎県の一家心中に夢中です。国家的な危機をほとんど報じてくれないのです。>とある。政治問題を取り上げるワイドショーもあるのだが、政権に遠慮しているような感がある。有名人の不倫や離婚を取り上げるより、国民の眼を政治に向けるような番組を放送してもらいたいものである。


ここまで書いたら、自分が書いた小説の文章を思い出した。特攻隊員を主人公にした小説「造花の香り」(本ブログの左サイドバーに概要を記してある)の表紙には、「戦争の時代を生きた青年たちの声が聞こえる。幸せな人生を生きたければ政治を見張れ。我らがごとき悲劇を繰り返すな」なる文章が記されている。政治の過ちは国民を犠牲にする結果を招くが、多くの国民の眼が政治に向けられ続けるならば、政治はより良いものとなるだろう。テレビがそのような役割を果たしてくれるなら、日本の将来に希望が持てるのだが。


付記
法務省が明らかにしたところによれば、過去8年間に死亡した外国人技能実習生は174人に達しているという(12月14日付朝日新聞の記事)。外国人技能実習生が20代から30代であることを思えば、不審死や過労死が疑われるとして、野党は法務省に詳細な経緯の説明を求めているという。自民党やネトウヨは野党の動きを牽制するかも知れないのだが、法務省はしっかりと野党に応えてほしいものである。先進国の名に恥じない美しい日本にしてゆくために、野党にはさらに頑張ってもらいたいものである。

nice!(1)  コメント(0) 

日本心霊科学協会で行われる心霊治療 [人生]

心霊治療という言葉を耳にした人の多くは、「非科学的なオマジナイのようなもの」と受け取るにちがいない。その一方で、霊魂の実在を識っているひとの多くは、心霊治療を受けたことがなくても、その有用性を否定しないと思われる。


最も信頼できる心霊に関わる団体は日本心霊科学協会である。歴代の理事長を大学教授が勤め、理事にも大学教授や医師が名を連ねるなど、心霊に関わる団体としては極めて異色な団体だが、そのホームページによれば、そこでも心霊治療が行われているようである。というわけで、日本心霊科学協会のホームページから、心霊医療研究会に関わる文章の一部を引用させていただくことにした。


日本心霊科学協会の心霊医療研究会より引用


  直接心霊医療と遠隔心霊医療を行っています。会員は心霊学についての理解を深めて、これらの心霊医療を受けることができます。
  協会では直接医療、遠隔医療の二種の試みが行われております。(直接医療は現在一時休止中、遠隔医療は常時受け付け)。医師のもと霊的能力者、医療霊的能力者などが参加して行います。

 〈心霊医療を受けたい方のために〉
   当協会が心霊医療を行うのは、あなたが健康になり、人の為、世の為にお尽し下さるようになれることを願っての為であることは勿論ですが、最大の目的は、心霊医療を受けた方が心霊医療により病気がなおることによって、『成る程、霊魂は存在するものである』ことを納得し、知って頂きたいが為です。
  では、何故霊魂の存在を知って頂きたいのか、と申しますと、それは私達が現在生活している此の世の中の「争い」「不幸」「事件」といった悪い現象は、「怒り」「恨み」「欲望」といった悪い想念を清算し切れずに死んだ人が、死んで霊魂となってからも、それらの悪い想念を此の世の者に放射しているのが原因となっている事が多いからです。
  そして此の世で生活している私達が、此の悪しき想念の発信霊と同じ心境になると、その霊と波長が合い、ラジオのダイヤルを合せると声が聞えて来るのと同じ事で霊の放射した悪しき想念にふさわしい悪い現象(人と争ったり、不幸になったり)を起します。
  ですから霊魂の存在を知り、霊魂の住む世界と私達の住む現界との関係を研究して下されば、あなた御自身も不幸から脱却出来ますし、また不幸を予防することも出来ますし、それがひいては社会の平和につながり、社会や子孫の繁栄につながります。
  あなたが申込みをなさいますと同時に医療霊団(霊界の医師グループの意味)はそのことを知り直に活動を開始致します。あなたの因縁が浅く、あなたの背後霊が医療を受けることを希望して居られる時は、申込まれただけで全快する場合もあります。と、同時に研究会の事務局から各心霊医療者に連絡し、申込者の記入した処置票を配布します。連絡を受けた医療者は直ちに処置票によって祈念を行います。
 そうしますと医療者の背後霊は貴方の背後霊に対して、貴方の病気をなおしても良いかどうかとお尋ねになります。貴方の背後霊が承諾なさいますと、医療者の背後霊は協会の医療霊団に連絡をなさって医療が開始されることになります。
  霊界は非常に折目正しいところで、背後霊同志がお話し合いをされている姿を優秀な霊的能力者達が霊視致して居ります。(此の事は極めて優秀な霊的能力者達が確認して居ります。)その結果承諾があれば医療団に連絡して医療が開始される運びになります。
  申込者は毎月処置票を協会宛に送り、医療者はそれによって毎月祈念を致しますが、霊医の医療はその時以後、常時行われて居るのです。

   此のようにして医療は間断なく行われているのですが、「治り」の早い人遅い人、「治り切らぬ」人も出て来ます。その主な理由は、
(一)いわゆる因縁や前世の業の深いか、浅いか。
(二)あなたを病気にすることによってあなたや、あなたに関係のある霊達を向上させようという霊界の意図のある時。
(三)病気をしているあなたに罪にありませんが、その御家族や関係者等にあなたの面倒を見させることによってそれ等の人々の因縁等を解除させようとの霊界の計画がある時。  医療の効果を統計的に見ますと、全快なさる方は六ケ月以内という例が非常に多いので、六ケ月を一つの目標として祈念を続けて居ります。先程の治りの遅い早いの原因等も考慮して医療担当者を交替して見たり、因縁や業を見ることの上手な霊的能力者にお宅の状況を視てもらうこともしたいと思って居ります。
(四)前記の理由の合併されている場合。勿論あなたの心構え、日常の生活態度も大いに影響します。
  ・・・・・・以上極めて簡単な説明で、意を尽しては居ませんので充分おわかりになったかどうかと思いますが、心霊医療でなりればなおらぬ病も多く、しかも百発百中治ると断言出来るものでもないことを御承知頂けたと存じます。「治る」ということはあなたと霊界の高級霊との連絡状態によるものであり、また申込後のあなたの心の修業如何の問題でもあります。・・・・・・・・(引用おわり)


ネットで調べて見ると、心霊治療を行う霊能者は日本中にいるようだが、このブログで幾度も書いてきたように、霊能者と称す者には多くの偽物がいるとのこと。医学治療では難治の病気で苦労しており、心霊治療に頼ろうとする人には、日本心霊科学協会に相談されるようお勧めしたい。


付記
2015年10月8日に投稿した「浅田次郎の小説『降霊会の夜』を読んで」に書いたように、私はかつて日本心霊科学協会教会を訪ねたことがある。




 

nice!(0)  コメント(0) 

ナガイモに植物の執念を感じたこと [雑感]

8月30日の「狭い庭での野菜作り」に書いたように、今年もナガイモを作りました。昨年は掘り出すのに苦労したので、昨年よりも深くまで腐葉土(剪定した庭木の葉を利用)を混ぜ込んでおきました。


その数株を堀りあげたのですが、芋の先端は固い粘土層に潜りこんでおり、昨年同様に苦労しました。粘土を押し広げて芋が育つためには力を要すはず。試しに粘土層に棒を突き立て、穴を拡げてみたのですが、少し拡げるだけでもかなりの力を要します。ナガイモが直径5cmまで育つには、その体積に等しいだけの土を、周囲の土の隙間に押し込む必要があります。もしかすると、隙間の水分を吸い取って空間を作り、芋を太らせるのかも知れません。そうであろうと、柔らかくて傷つきやすいナガイモに、それだけの力があることに驚きを覚えます。


道端のアスファルトの割れ目に、葉を拡げた草を見ることがあります。海岸の岩の隙間に、松がしっかり根を張っていることがあります。粘土層の中でも芋を太らせるナガイモにも、植物が見せる執念を感じた次第です。

nice!(0)  コメント(0)