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お薦めしたい書物 「自分を知る力・・・・・・・・『暗示の帽子の謎を解く』」 [人生]

「自分を知る力・・・・・・・・『暗示の帽子の謎を解く』」なる書物が刊行されたので、じっくりと読み進めている。著者は、「読むことにより人生観が変わる書物(2016.11.27投稿)」と「綱引き競技におけるリンゲルマン効果(1016,12.7投稿)」で紹介した書物と同じ高橋佳子先生である。


著作を読んで感動し、講演会を聴くようになった妻にさそわれているうちに、私もまた、高橋佳子先生を尊敬し、心酔するに至って、今では多くの著作に目を通している。


「自分を知る力・・・・・・・・『暗示の帽子の謎を解く』」のプロローグを読んだだけでも、この書物が並みの処世指南書とは次元を異にするものだとわかる。


人はみな、様々な思い込みやこだわり、どうにもならないクセを持ち、それぞれに価値観と判断基準を持っている。そうなるように仕向けるもとになっている、各人に与えられている暗示を、著者は「人は暗示の帽子をかぶっている」と表現している。


プロローグにこのような文章がある。
(人はそれぞれに価値観と判断基準を持っているわけだが)では、その判断基準、価値観は、本当に正しいと言えるのでしょうか。それらは、なぜあなたのものになったのでしょう。あなたは、それらを自分で吟味したのでしょうか。そうではなく、気がついたら、そう考えるようになっていたのではないでしょうか。それが「暗示の帽子」をかぶっている証拠です。私たちは皆、「暗示の帽子」の国の住人にほかならないのです。
 はっきりさせておかなければならないのは、「暗示の帽子」をかぶったままでは、人は本当の人生を生きることはできないということです。
 帽子をかぶった私たちは、あるがままの世界の姿に触れることはできません。
 出会いや出来事の意味を理解することもできません。
 そればかりか、自分が本当に感じていること、本当に願っていることも見出すことができなくなってしまうのです。
 「暗示の帽子」が暗示する生き方をどれほど繰り返しても、あなたが本当に求める人生と現実を手に入れることは叶いません。
 でも、もし、その帽子を脱ぐことができたらどうでしょう。
 それまでとはまったく違う世界が見えてくるはずです。
 
プロローグの終わりの部分に、次のような文章がある。


「自分を知る力」が、私たちにとってどれほど大切なものなのか。それは、人生最強の力と言っても過言ではありません。
 人生とは、願いと目的を見出し、それを手にするためのクエスト(探求)です。
 しかし、自分を知ることがなければ、私たちは自分が本当に求めていること、本当に願っていることさえ見出すことはできません。
 人生で出会うことになる多くの人々と深く理解し合い、友情を結ぶことを何より大切に思っている人も少なくないでしょう。でも、自分を知ることなく、人と本当に理解し合うことは困難であり、ましてや真の友情を結ぶことなど不可能です。・・・・・・
 自分を知る力とは、人間を知る力。そして、人間を知る力とは、世界を知る力にほかなりません。自分を知り、人間を知ることによって、私たちは、自分の中に複雑で予測不能な世界を生きる最大の手立てを手にすることになるのです。
 本書は、本当に人生を変えようと願っている人々のための本です。
 本書によって、1人でも多くの方が、自分を知る力を養い、「暗示の帽子」を脱いで、善我を育み、さらに真我――オリジナルな自分を発見してゆかれることを心から願ってやみません。


まだ途中までしか読んでいないのだが、多くの人にお勧めしたいと思い、そのプロローグの部分を紹介した次第である。


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インスタントラーメンからの塩分取り過ぎについて [身体と健康]

11月2日に投稿した「インスタントラーメンについて留意すべきこと」に書いたように、私はインスタントラーメンに添えられている粉末スープは半分程度しか使わない。添付されている粉末スープの素は、濃い味付けを好む人でも満足できる量だと思われるから、全量を使ったならば、多くのひとには塩から過ぎて、塩分過多になるはずである。


先日の記事に続いてこんな記事を書いたのは、朝日新聞の「天声人語」(11月17日)に次のような文章が記されているからである。


・・・・・・人口あたりのラーメン店の数が多い地域ほど、脳卒中による死亡率が高まる。自治医科大のグループがまとめた調査結果を本紙夕刊が伝えていた。ラーメン店の割合が上から10位以内の県のうち、青森、秋田、山形、新潟、栃木、鹿児島の6県で脳卒中の死亡率が男女とも10位以内だった。フランス料理店やそば店なども調べたが、傾向がはっきり出たのはラーメン店だけだ。もっともラーメンにばかり責任を負わせるのは短絡だろう。青森や秋田などは、塩辛い味付けを好むことで知られる。ラーメンをよく食べるから塩分を取るのか、しょっぱいもの好きだから店が増えるのか。他県も含め、食生活を省みるきっかけにはなる。血圧が気になる当方も、最近はラーメン店で「味を薄くして」とお願いしている。安心してしまい、スープを飲みすぎるのが困りものだが。


わづかな訪問者しか訪れない本ブログと異なり、天声人語には多くの読者がある。ラーメン店だけでなく、インスタントラーメンについても触れてほしかったと思う。もしかすると、天声人語子は続篇を書くのかもしれないのだが、「塩分を取り過ぎないために、インスタントラーメンの粉末スープは半分だけ使いましょう」と。

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特徴のある声 [雑感]

まだ元気に稼働しているとはいえ、20年以上も使っているエアコンがある。故障する日も近いと思われるし、古くて消費電力も大きいので、ネット通販で買い替えることにした。通販で購入したら設置業者を選ばねばならない。というわけで、以前に依頼したことのある業者に電話をかけた。安価でありながら、しっかりした作業をする業者である。


こちらの名前も住所も伝えないまま、予約可能な日時などを問い合わせたのだが、話し合っているといきなり、「・・・の方ですか」との声が聞こえた。


久しく会っていない人であっても、かつて親しかったなら、電話であろうと 声の主がわかる場合が多い。その業者は毎年100人以上の客に接しているはずだが、それでありながら、1年以上も前に会った私の声を憶えていた。その業者がとくに勝れた記憶力の持ち主なのか、あるいは、私の声に極めて印象的な特徴があるのか、いずれにしても、少なからず私は驚いた。


そのことを妻に話したところ、「声の特徴というより、話しぶりの特徴でわかったんじゃないかしら」と妻は言った。その言葉を聞いて、そうかも知れないと思った。かなり以前に、家族たちとの会話を録音したものを聞いたことがある。やや早口でしゃべっていた私の言葉は、 言葉の合間にコンマが入っているかのように聞こえた。  声や口調に特徴があろうと、1年あまり以前に会った顧客からの電話で、声の主を思い出せたそのひとは、並々ならぬ記憶力の持ち主だと言えよう。


古いエアコンは自分でポンプダウン(温室効果ガスを放出しないために、エアコンの冷媒ガスを室外機に封入し、室内機と配管にはガスが残らないようにする作業。素人にも簡単にできる作業である)し、内外機ともに取り外して、いつでも交換できるようになっている。近日中に訪れる設置業者に聞こうと思っている、「声の主が私だと、どうしてわかったのですか」と。

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日本の幸福度ランキングをあげる政治 [政治および社会]

これまでに幾度も書いてきたように、日本の幸福度ランキングは先進国の中で最低である。今に始まったことではなく、かなり以前からその状況に変わりはない。


利権や私情に絡んだ政治が行われ、国民の権利や利益が損なわれているにも拘わらず、自民党は政権を維持し続けている。政治がまともに行われなければ、選挙で政権が交代させられてしかるべきであり、日本がまともな先進国であるならば、自民党は政権の座を追われるはずである。民主党政権に拙さがあったにしても、自民党ほどの悪政は行われなかった。不思議なことに、悪政を続ける自民党が、政党支持率のトップであり続けている。


幸福度ランキングが公表されるたびに、「国民の多くがこの国はまともではないと理解しているようだが、それにもかかわらず、政治をより良くしたいと願う国民は少ないようだ」と思わせられる。


政権交代を目指して野党は連携しようとしている。頑迷固陋だった共産党も、殻から抜け出て協調するらしい。私は共産党の支持者ではないが、共産党アレルギーはないので、その動きに期待しているのだが、自民党とその支持勢力は、共産党アレルギーを蔓延させて、政権の維持をはかることだろう。安倍首相は国会審議の場で質問者に向かって、閣僚席から知性と品性を疑わせるヤジを発する。「日教組・・・・・・」「共産党・・・・・・」等々。ネットの世界のあちこちに、朝日新聞や日教組を国賊のごとく責める声がある。真に責められるべきは、この国から活力を失わせ、衰退に導いてきた自民党とその支持勢力ではないか。


若い世代が将来に希望を持てる社会にしなければ、明るい将来展望は開けない。日本の幸福度ランキングが上昇に転じるのは、政治がまともなものとなり、国民が政治を信頼するようになってからだろう。そのためには、政権がときおり交代するような国にしなければならない。そのような状況になったなら、自民党といえども、まともな政治を行うようになるだろう。

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日本を奴隷制国家のような国にした自民党 [政治および社会]

11月9日のハーバー・ビジネス・オンラインに、「技能実習先から逃亡し、不法滞在をした中国人『もう日本には来たくない』<裁判傍聴記・第1回」なる記事が掲載されている。この記事を読んだ日本人はどんな感想を抱くだろうか。


技能実習生として来日し、技能を習得できるはずだったのに、異常な低賃金で雑用的な仕事でこき使われたために、そこから逃げ出して不法滞在者となり、逮捕された中国人が裁判にかけられたという。技能習得とは関わりの無い雑用にこき使われていたとき、実質的な収入は月に12万円だったという。


ハーバー・ビジネス・オンラインに掲載されているのは、その裁判の傍聴記であり、第1回とされているから、記事はさらに続くわけだが、第1回の記事は次のような文章で終わっている。
 
・・・・・・裁判官が「今後も日本には来たいと思うか」と問うと、「日本にはもう来ません。もう来たくありません」と、李君は答えた。判決は懲役1年の執行猶予3年。李君はこれから強制送還となる。どうか、母国の中国では明るい顔をしていてほしいと願うばかりだ。


日本が受け入れている技能実習生の多くが、祖国に帰ってから役に立つ技能を習得することなく、極端な低賃金でこき使われているようである。彼等は母国に帰国したとき、日本をどのように紹介するのだろうか。日本を奴隷制国家のごとき国にして、日本の尊厳を貶めたのは自民党である。狭量かつ独善的であり、自党と既得権者のための政治をおこなってきた自民党政権。安倍首相は「美しい日本を取り戻す」と言うが、安倍とその仲間たちに「美しい日本」を語る資格があるとは思えない。

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テレビで派手に宣伝される製品の品質と価格 [雑感]

先ごろ投稿した「ハヅキルーペを100円ショップで買った?(2019.10.18」のなかに、次のような文章がある。


以前どこかで読んだ記事に、「フランスの高級化粧品の成分を分析してみたところ、ニベアの成分に近かった」という文章があった。それが事実であるならば、ブランドに惹かれて高額商品を買った消費者は、ずいぶん損をしたことになる。高級ブランドと呼ばれるものは、その名前がひろく世間に浸透し、消費者に信頼感をもたせるに至ったものであろう。広告に多大な経費をかけるハズキルーペも、そのうちに、ブランド品の仲間に入るかもしれない。


化粧品のテレビコマーシャルで思い浮かぶのは、ドモホルンリンクルという名前である。多額な広告費の分だけ高額になるはずだが、その中身はどんなものだろうか。というわけで、その会社のホームページを訪ねてみたところ、驚くべきことがわかった。クリームに添加されているものの一覧表を見ると、植物や動物から抽出された成分が、合計でちょうど50種ほど記されている。その製品を試作する過程で、それらの効果をどのようにして調べたのだろうか。それぞれの添加物に効果があるとしても、必要な濃度を調べるだけでなく、他の成分との相互作用なども調べる必要があろう。50種類もの添加物についてまともに実験したならば、膨大な時間と開発費を要すはず。時間と経費を無駄にするだけと思われるから、さほどに詳しい実験はなされていないと思われる。そうであろうと、製造にはかなりの費用を要すうえに、多額の広告費を加えることで、製品の価格は高くなるはずである。


その価格を価格comで調べてみたら 30gで14300円  となっている。そのような製品を使っている人のかなりは、高価な化粧品ということで、満足しつつ使っているのかも知れないのだが、もしかすると、ずいぶん損をしている可能性がある。


「ハヅキルーペを100円ショップで買った?(2019.10.18」に書いたように、100円ショップで買ったハズキルーペに似た拡大鏡は、充分に実用になる製品である。フランスのある高級化粧品を調べてみたら、ニベア並みの中身だったという例もある。テレビで派手なコマーシャルがなされる商品の価格には、多くの広告費が含まれている。その商品にその価格に見合うだけの価値があればよいのだが。

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インスタントラーメンについて留意すべきこと [身体と健康]

新聞のテレビ番組表を眺めていたら、「減塩」に関する番組が表示されていた。それを見て、かなり以前に投稿した「インスタントラーメンの粉末スープは全量を使わないこと」なる記事を思い出した。


販売されているインスタントラーメンには、濃い味を好む人が満足できる量の粉末ジュースがついていると思われるから、全量を使えば塩分の取り過ぎになる可能性がある。私もインスタントラーメンを食うことがあるのだが、付属の粉末スープは4割から7割程度しか加えない(メーカーによって塩分量が異なる)。量を減らせばうま味も減りそうに思えるのだが、私にとっては、塩辛すぎるよりもむしろうまく感じられる。私だけでなく、家族の者もスープの全量は使わないのだが、不満はないようである。


というわけで、2015年11月7日に投稿した記事「インスタントラーメンの粉末スープは全量を使わないこと」を、ここに再掲することにした。


    インスタントラーメンを食うとき、スープの素の全量を加えると塩辛すぎるため、私はその4割から7割ほどを使う。4割しか使わないのは大手の製品であり、7割程度を使うのは、あるスーパーマーケットのプライベートブランド製品である。
   付属しているスープの量が多いのは、塩辛い味を好む人にも満足してもらうためであろう。そのようなスープの全量を使っていると、その味に慣らされるままに、濃い味を好むようになるかも知れず、結果的には高血圧へ導かれる可能性があろう。
   というわけで、スープの素を全て加えるひとにお奨めしたい、試しに4割ほどにしてみたらいかがですか、と。それで不足に感じられるなら、すこしづつ増やしてゆけばよい。全量を加えた場合と比較して、減らした方がうまいと感じる人は多いはずである。残ったスープの素は別の用途に使うこともできよう。
  70代の後半にありながら、私の血圧は上が110近辺で下が70近辺である。今のところは至って健康であり、血圧が低い場合に生じると言われる立ちくらみもない。塩分の他にも血圧に影響する要因は多々あろうが、私の血圧が高くならないのは、普段から薄味を好んでいるせいかも知れない。スープの量を減らすようお奨めするゆえんである。


私はまもなく82歳になるのだが、どういうわけか、血圧は上が110前後で下が70程度のままである。濃い味付けを好んでいたならば、今より高くなっていたかも知れない。

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