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年齢のわりに老けて見える人・・・・・・その原因は? [身体と健康]

2015年11月28日の投稿記事「ビタミンやミネラルなどの必要量が体質によって異なる証拠」に関連する記事です。


高齢になっても若く見える人もあれば、老けて見える人もいる。紫外線に晒されやすい生活を続けた人の皮膚が皺になりやすいのは当然だが、注意しておりながらも皺が増える人もいそうである。そのような差異が現れる理由のひとつは体質であろうが、単に体質としてかたづけるのは単純に過ぎるような気がする。


きょうの記事を思いついたのは、「葉酸の健康効果」に関わるテレビ番組を思い出したからである。葉酸は皮膚や血管の老化防止に有効なだけでなく、高血圧や認知症の予防にも役立つとのことだった。


というわけで、厚生労働省による日本人の食事摂取基準の葉酸の項をのぞいてみたら、年齢性別に関わりなく、1日あたり240μg以上を摂るよう推奨されている。それでは、240μgほど摂取していれば問題はないのだろうか。もしかすると、その2倍以上を摂らないと、体の老化が進む人がいるのではなかろうか。


2015年11月28日の投稿記事「ビタミンやミネラルなどの必要量が体質によって異なる証拠」に書いたように、明治時代の陸軍では、ビタミンB1不足による脚気が多発して、多くの死者を出している。兵営内で同じ内容の食事を摂っておりながら、健康な兵士と発病する兵士がいたことになる。発病した兵士たちが元気な兵士たちと異なっていたのは、より多くのビタミンB1を必要とする体質だったからである。


明治時代の陸軍では衝心脚気による多くの犠牲者をだしたが、海軍では患者が発生しなかった。海軍の主食は麦飯だったため、白米食の陸軍のような脚気患者がでなかったという。後に軍医総監になった森鴎外が、脚気の原因は細菌にあると判断したために、食事に注目されることがなく、対策が遅れたとのことである。


かく言う私にも思い当たることがある。2016年10月7日に投稿した「苦労していた誤嚥が簡単に治った」に書いたように、1回の食事中に数回も誤嚥していた私だったが、ミネラルのサプリメントを摂るようになってから、急速にそれが治った。高齢になって誤嚥するようになったなら、老化による結果と判断するのが普通であろう。老化に伴う現象には違いなかろうが、私の場合には、年齢とともにある種のミネラルをより多く必要とする状況になっていた、ということであろう。摂取しているサプリメントには種々のミネラルが含まれているので、どの成分が関与しているのかわからない。このことに興味を示す医師がいたならば、調査に協力したいと思っている。


ビタミンやミネラルにかぎらず、必要とする栄養素の量は体質によって異なるということである。厚生労働省による食事摂取基準をうのみにすると、困った事態になる人がいる可能性がある。まだ若いのに皮膚の衰えを意識するような人は、葉酸などの皮膚や血管に有効な栄養素を、推奨されている量より多く必要とする体質かもしれない。早めに老けそうに感じられても、早々にあきらめない方がよさそうである。私にはミネラルのサプリメントが著効を表したのだから。


付記
栄養学だけでなく医学界にも疑問に思えるところがある。2015年6月26日に投稿した「適正な体重とは」の記事を、参考のために再掲しておく。


本ブログに投稿した過去の記事「適正な体重とは」の再掲


先日の血圧に関する記事(50歳の頃に最低血圧が90を超え、高血圧と診断されたが、体重を減らすことによって70程度まで下がった)の続きです。
  体重管理で血圧を正常にたもっているわけですが、人間ドックの検診に際して、医師からは痩せていると言われています。過去に話し合った3人ほどの医師は、みな同じような意見でした。
  私にしてみますと、学生時代と同等の体重であり、これが適正なものと思っていますが、医師はBMI指数なるものを持ち出して、もっと肥ったほうが良いと主張します。ほっそりした体型もあれば、がっちりした体型もあるのに、単純な指数をもってする判断は、はたして妥当なものでしょうか。
  私は華奢な身体つきながら、筋肉も脂肪も適度に備わっており、いまのところは健康そのものです。肥満度を判定するための判断基準として、BMI指数を用いることに疑問をおぼえます。医学に携わる人の中にも、同じような疑問を抱くひとがいるのではないでしょうか。

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