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自民党の石破茂議員は言った。「 安倍総理よ、このままでは日本が滅ぶ 」 [政治および社会]

本来ならば終わっていてもよいはずの「桜を観る会問題」で、国会はいつまで空転し続けるのだろうか。その責任は全て安倍晋三なる困った首相にあるのだが。


森友・加計問題や「桜を観る会」問題は、安倍首相が政治を私物化していることの象徴と見なされている。「お友達内閣」と揶揄されたこともあったが、国民の眼に見えないところでは、多くの「お友達」が利益を蒙っている可能性がある。憲法無視の立法や、この国にとって有害無益と思われるカジノ法(韓国ではカジノ依存症治療のために、巨額の治療費を要す状況になっているという)のごり押し立法。国会無視の閣議決定による国政の運用、公文書の隠蔽や破棄。野党からの質問には答えをはぐらかしたりごまかしたり。


民主主義をないがしろにしないためには、たとえ時間を要しても、野党には「桜を観る会問題」を追求してもらいたい。その結果として安倍政権が消えたにしても、自民党政権がさらに続くわけだが、いまよりも少しはましな政治になるだろう。そう願わずにはいられない。


きょう(2月9日)の文春オンラインに、自民党の石破茂議員に関わる興味ある記事が掲載された。


そのタイトルは、< ポスト安倍”支持率1位" 石破茂が安倍首相に苦言「『桜を見る会』もっと誠実に謝罪せよ」>となっている。


その記事によれば、文藝春秋3月号でのインタビュー記事に応じた石破氏が、「桜を見る会」問題などに関する安倍首相の対応に苦言を呈しているという。


石破氏は語ったという。
 「総理は『功績・功労のあった方々などを幅広く招待した』旨を国会で答弁されていますが、少し言葉が足りないかもしれません。そもそも『桜を見る会』の趣旨は、保護司や人権擁護委員、民生委員の方々のような、決して良い報酬や待遇ではないにも関わらず、一生懸命に地域社会の一隅を照らして下さっている方々に、総理が感謝の意を伝え、労う場とする、というものです。行政府の長たる総理が国民の税金を使って開くわけですから、たとえ野党の支持者でも、公平に招待するのが筋だと思います」


文藝春秋3月号のインタビュー記事は、タイトルが「 安倍総理よ、このままでは日本が滅ぶ 」となっているようである。日本を衰退の道に誘い込んだ自民党政治だが、安倍政治の延長線上にあるのは、嘆かわしい日本の姿ではなかろうか、と思せられる今日この頃である。


1月31日に投稿した記事「憲法9条と聖徳太子による十七条憲法」は、次のような文章で終わっている。


安倍政権は狭量かつ独善的であり、政治の正道から逸脱している。自民党内から声があがって安倍政権に退場を迫るようなら、自民党にも多少の期待はできるのだが、今の自民党にそのような動きはまったくない。安部に批判的な石破派が冷遇されても、他派閥は傍観しているだけであり、安倍政権に対する危惧を表明している自民党の関係者は、引退した高齢の元議員たちだけである。本来ならば、安倍批判の声が広く国民からあがれば望ましいのだが。


ようやくにして、自民党内から厳しい安倍批判の声が表明された。石破氏に賛同する自民党議員が増えてほしいものである。それにもまして望ましいのは、安倍政権批判の声が、国民の間からわき上がってくることである。




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