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オバマ元大統領は言う「民主主義の敵は無関心、棄権しないで投票しよう」 [政治および社会]

9月15日の朝日新聞に、「民主主義の敵は無関心だ」なる見出しの記事が載っている。アメリカの中間選挙に向けて動き出したオバマ元大統領は、民主党への応援演説で、無党派層に投票や政治参加を呼びかけているという。「民主主義の最大の敵は無関心だ。あなたが政治に飽き、投票日に家にいることが最大の脅威だ」


アメリカでは、引退した大統領は表だった政治活動を控えるのが通例であり、オバマ氏の選挙活動は異例だという。オバマ氏が積極的に選挙に関わる理由は、「医療制度やイラン核合意など、オバマ遺産とされるものを、トランプ大統領が壊すことに執着している」ためであるらしい。中間選挙で共和党に勝ち、トランプの暴走にブレーキを掛けるために、オバマ氏に頑張ってもらいたいものである。


朝日新聞の記事によれば、アメリカの民主党はオバマ氏が選挙に関わることで、マイノリティや若者からの支持が拡大することを期待しているという。そのオバマ氏が「民主主義の最大の敵は無関心だ。あなたが政治に飽き、投票日に家にいることが最大の脅威だ」と言う背景には、日本同様に若い世代の低投票率があるらしい。


アメリカは意外なことに、先進国の中では日本についで投票率が低く、日本同様に若い世代の棄権が多いという。9月15日に投稿した記事「アメリカという国の復元力」の中で、アメリカの老婦人による「トランプに反対だけど、何も行動しないという人があまりに多い。それでは現状を認めることになり、あなたも問題の一部になる。70歳が杖をついてでも路上に立たないといけないほど、米国は危険水域に達している」なる言葉を紹介したが、どうやらアメリカでも、政治に無関心な者が増えているようである。


6月26日の投稿記事「麻生財務相は新聞を読まない?」に書いたように、この日本では、新聞を読まない者や若者たちに、安倍自民党を支持する傾向があるとされている。自民党の麻生財務相は、自分たちの利益を国益に優先すべく、国民が新聞を読まないよう望んでいるらしいが、自民党の中にもまともな政治家はいるはず。引退した元首相や有力議員の誰かが、自党のためではなくこの国のため、若者に向かって呼びかけてほしいものである、「民主主義の最大の敵は無関心だ。あなたが政治に飽き、投票日に家にいることが最大の脅威だ」と。

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