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テレビで派手に宣伝される製品の品質と価格 [雑感]

先ごろ投稿した「ハヅキルーペを100円ショップで買った?(2019.10.18」のなかに、次のような文章がある。


以前どこかで読んだ記事に、「フランスの高級化粧品の成分を分析してみたところ、ニベアの成分に近かった」という文章があった。それが事実であるならば、ブランドに惹かれて高額商品を買った消費者は、ずいぶん損をしたことになる。高級ブランドと呼ばれるものは、その名前がひろく世間に浸透し、消費者に信頼感をもたせるに至ったものであろう。広告に多大な経費をかけるハズキルーペも、そのうちに、ブランド品の仲間に入るかもしれない。


化粧品のテレビコマーシャルで思い浮かぶのは、ドモホルンリンクルという名前である。多額な広告費の分だけ高額になるはずだが、その中身はどんなものだろうか。というわけで、その会社のホームページを訪ねてみたところ、驚くべきことがわかった。クリームに添加されているものの一覧表を見ると、植物や動物から抽出された成分が、合計でちょうど50種ほど記されている。その製品を試作する過程で、それらの効果をどのようにして調べたのだろうか。それぞれの添加物に効果があるとしても、必要な濃度を調べるだけでなく、他の成分との相互作用なども調べる必要があろう。50種類もの添加物についてまともに実験したならば、膨大な時間と開発費を要すはず。時間と経費を無駄にするだけと思われるから、さほどに詳しい実験はなされていないと思われる。そうであろうと、製造にはかなりの費用を要すうえに、多額の広告費を加えることで、製品の価格は高くなるはずである。


その価格を価格comで調べてみたら 30gで14300円  となっている。そのような製品を使っている人のかなりは、高価な化粧品ということで、満足しつつ使っているのかも知れないのだが、もしかすると、ずいぶん損をしている可能性がある。


「ハヅキルーペを100円ショップで買った?(2019.10.18」に書いたように、100円ショップで買ったハズキルーペに似た拡大鏡は、充分に実用になる製品である。フランスのある高級化粧品を調べてみたら、ニベア並みの中身だったという例もある。テレビで派手なコマーシャルがなされる商品の価格には、多くの広告費が含まれている。その商品にその価格に見合うだけの価値があればよいのだが。

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