お役所言葉を改善する大府市 [政治および社会]
8月18日の朝日新聞に、「お役所言葉わかりやすく 改善へ大府市がガイドライン」なる見出しの記事が掲載された。
記事にはこのような文章がある。<・・・・・・大府市が「お役所言葉改善のためのガイドラインをまとめた。・・・・・・「堅苦しい」「回りくどい」。市企画広報課によると、広報誌などに載る文章について、庁内でも意見が出ていた。他市でも、改善のため文書作成マニュアルを作る動きが広がるなか、大府市版のガイドラインをつくることにした。>
具体的な例としてあげられている言葉に、以下のようなものがある。
遺憾である→残念です いささかも→少しも しかるべく→適切に
徴する→求める
アウトリーチ→働きかけ、援助 インタラクティブ→双方向的
オンデマンド→注文対応 マスタープラン→基本計画
リデュース→ごみ発生の抑制 パブコメ→パブリックコメント
「徴する」などという言葉を使ったことにも疑問をおぼえるのだが、カタカナ語があきれるほどに多用されている。首相の演説にカタカナ語が頻出する国とはいえ(岸田首相の施政方針演説に疑問(2023.1.24)参照)、住民に直結する市役所でもそれが多用されている。今頃になってようやく、大府市にかぎらず他の市でも改善の動きがあるようだが、できれば早急に、国会での用語を改善してほしい。
2023-08-18 14:24
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