高齢になって迎える誕生日 [人生]
弟妹たちが誕生日を迎えるたびに、私は祝福の電話をかけております。80代の半ばで誕生日を迎えた妹に、いつものように「おめでとう」と伝えたところ、「この歳になると、誕生日をめでたいと思う感覚が薄れてきた」と応えました。
成長しつつある子供にとって、誕生日は当然ながら嬉しくてめでたいものであるはず。成人にとっても、生を享けた日を祝すことには意味があるはずです。
かく言う私は86歳になりました。誕生日を祝う自宅での夕食で、家族からおめでとうの言葉をかけられ、乾杯したわけですが、たんたんとした気持ちで受け取りました。若い頃であっても、自分の誕生日に感じる感慨は今とあまり変わらなかったように思います。そんな私ですが、家族や弟妹たちの誕生日には、その幸せを願う気持ちを抱きつつ、祝福の言葉を贈ります。ですから、誕生日におめでとうと声をかけられたときは、やはり素直に感謝すべし、ということですね。
2023-12-29 21:57
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