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「防風林の松」と「造花の香り」をアマゾンの電子書籍(キンドル本)にしました [小説]

若い技術者を主人公にした小説「防風林の松」と、特攻隊員を主人公とする小説「造花の香り」を、アマゾンの電子書籍であるキンドル本に登録しました。

「防風林の松」は私が初めて書いた小説です。小説の主人公同様に、私も中学生まで成績劣等生でありながら、電子技術分野の技術者になりました。私自身のそのような体験が盛り込まれているとはいえ、物語のほとんどは創作されたものです。

「造花の香り」を書くに至った経緯は、そのあとがきに記したとおりですが、その一端をこのブログに書いたことがあります。昨年10月16日の記事「特攻隊要員の搭乗機を見送った日のこと」です。

キンドル本にはそれぞれ次のような説明文をつけました。

防風林の松 
 電機会社の技術者として働く松井滋郎は、かつては落ちこぼれの中学生だった。興味に駆られて取り組んだ電気の勉強が、滋郎に自信をもたらし、大学を経て技術者へと導く結果になったのだった。
 仕事と恋と友情に恵まれ、充実した日々を送っていた滋郎は、同僚の妹に惹かれるままに、心の迷路に迷い込んでゆく。滋郎は仕事に情熱を燃やしながらも、上司に対する反発心を募らせてゆく。そのような滋郎が自らの未熟さを思い知らされ、退職して新たな道に進まざるを得なくなるときがくる。
 新たな道を歩んだ滋郎の現在の姿が、かつての恋人との関わりをからめて、序章と終章に描かれている。

造花の香り
戦争の時代を生きた青年たちの物語である。特攻隊に関わる小説ながら、「永遠のゼロ」とは異質の恋愛小説であり、テーマも大きく異なっている。

東京の大学で学ぶ主人公が恋と友情に恵まれ、戦時ながらも充実した学生生活を送る様子が前半に描かれ、後半では、徴兵された主人公の海軍航空隊での生活と、訓練の合間になされる婚約者との交流、さらに、特攻隊要員に選ばれてから出撃するに至るまでが描かれる。序章と終章は戦後における後日談ながら、小説が有する複数のテーマが集約的に示されている。


いずれの小説も長編のため、表示される文字の少ないスマホでは読みにくいかも知れません。無料ソフトのKindle for PC などをダウンロードして、パソコンで読んで頂けたらと思います。
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