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小室哲哉の存在価値と週刊誌の存在価値 [雑感]

2017年9月8日の投稿記事「マスコミによる著名人の不倫報道」に書いたように、週刊誌などが書き立てる不倫報道に対して、私は疑問とともに憤りを抱いている。


褒められることでも奨められることでもないとはいえ、不倫をしている当事者にとっては極めて個人的なことであり、誰かを不幸にする倫理的あるいは犯罪的なものでないかぎり、大々的に報道されるようなことではないはずである。当事者はむろんその家族には、報道されることにより、精神的にも経済的にも多大な損失がもたらされる。ましてや不倫の疑いがあるというだけで報道すれば、報道される側の人だけでなく、社会的にも損失をもたらす場合があるのではないか。それにも拘わらず週刊誌が取材して報道するのは、自社の利益のためではないのか。


週刊文春による不倫疑惑報道が、音楽プロデューサー小室哲哉の引退をもたらした。昨日(1月20日)の朝日新聞によれば、小室氏は東京都内で会見を開き、「おわびと同時に、僕なりにこの騒動のけじめとして引退を決意した。男女の関係はないが、世間の皆様に不快な思いをさせた。自発的な音楽活動は本日をもって終了します」と述べたという。
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不倫騒動で世間に迷惑をかけたと言うが、騒動を引き起こしたのは週刊文春であり、迷惑を蒙ったのは小室氏とその関係者である。小室氏はあやまる必要もないし、音楽活動から引退する必要もない。


週刊文春の不倫疑惑報道により、山尾志緒里議員は政治生命を絶たれそうになった。こんどは有能な音楽家を引退に追い込んだ。大げさな表現にはなるが、週刊文春は反社会的なことをしていると言えそうである。自らの利益のために、興味本位の有名人不倫報道を繰り返し、貴重な存在たる人を失わせる週刊誌には、早々に出版界から引退してもらいたい。


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