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高齢者と音楽を聴く楽しみ [音楽およびオーディオ]

音楽を好む私は、クラシックから演歌まで様々なものを聴きます。このブログのタイトルを「喜多郎をBGMにブログを書こう」としたように、喜多郎が作曲演奏する楽曲も好んで聴いています。


喜多郎の曲には高い周波数の音がしばしば現れます。そのようなシンセサイザー曲を聴きながら思った、私はその楽曲を、喜多郎が意図した通りに聴いているのだろうか。高齢になるにつれて周波数の高い音に対する感度が低下するとのこと。極めて高い音域の音が聴えているような気がしていても、もしかすると、喜多郎の音楽にはさらに高い周波数の音が含まれているのかもしれない。


というわけで、自分の耳がどの程度の周波数まで聞き分けられるのか、調べてみることにしました。インターネットで検索してみたら、利用できそうなサイトが幾つも見つかりました。早速そのひとつを使って調べてみると、11000ヘルツまで聴くことができます。12000ヘルツであっても、耳を塞いだ場合とそうでない場合に明らかな差が認められるが、音というより「耳を刺激する何か」といった感じですから、聞こえているとは言えないでしょう。念のために、他のサイトを利用してみましたが、ほぼ同じような結果になりました。


12000ヘルツが聴こえないので、私の耳も老化していることになります。80歳にしてはかなり良い耳と言えそうですが、20000ヘルツ程度まで聴けるとされる若い頃と今を比べるならば、あきらかに衰えていることになります。そうであろうと自覚的には、音楽を聴くうえで何らの支障もありません。初めて喜多郎を聴いたカセットテープ(まだCDがなかった頃に購入したもの)を今になって再生してみると、若かった頃に聴いたときと変わらない感覚で聴くことができます(カセットテープゆえ、特に高い周波数の音は入っていないと思われますが)。


クラシック音楽のテレビ番組では、しばしば客席の様子が映し出されます。演奏会場が日本であろうと外国であろうと、あきらかに高齢と思われる聴衆が多いのですが、その高齢者たちもしっかり演奏を楽しんでいるようです。どうやら、高音域の感度が低下していても、音楽を楽しむ上では支障がなさそうです。とはいえ、高音域の感度がある程度以上に低下したなら、その楽しみも低下するでしょう。たとえ若くても、ヘッドフォンを多用すると、大きな音の影響で高音域の感度が低下して、元に戻らなくなるという。耳の老化を促進する因子として、大きな音を聴き続けること以外にも、タバコや動脈硬化などがあげられています。私の耳が比較的に良いのは、それらの因子と関わりがないからかも知れません。これから先も音楽を楽しめるよう、耳を労ってゆくとしましょう。
                       
これを書いている今、パソコンにつないだ比較的に音質の良いスピーカーから、オーケストラとギターによる心地よい曲が流れています。ネットラジオの局名も演奏されている曲名も不明です。これを書き終えてから、局の名前を登録するこにしましょう。オーディオ装置を使わなくても、パソコンでそれなりの音楽をBGMにできるのだから、ありがたい世の中ではあります。

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