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イラク派遣自衛隊には多くの戦死者がいた? [政治および社会]

「きっこの日記」で耐震偽装問題を告発し、マスコミ界の話題になったきっこさんだが、その鋭い舌鋒は今も健在であり、独善的な安倍政権をしばしば責めている。その「きっこのブログ」に、「自衛隊のイラク派遣日報から消された真実」なる驚くべき記事が投稿されている。(7月19日)


耐震偽装問題で「きっこの日記」が注目されたとき、きっこさんがいかにしてその情報を入手したのか、その経緯にも関心が集まった。「自衛隊のイラク派遣日報から消された真実」なる記事には、「・・・・・・自衛隊のイラク派遣日報の隠蔽問題は、その根の深さがまったく違う。そのため、今回は、この問題について、あたしが独自に入手した情報も含めて、徹底的に取り上げたいと思う」なる文章がある。ブログに投稿されたその記事を、現段階で鵜呑みにするつもりはないが、きっこさんの情報入手と分析能力には、敬意を抱かざるを得ない。


その記事によれば、イラクに派遣されていた自衛隊が戦闘に巻き込まれ、多くの死傷者を出していたことがわかったという。かつての「きっこの日記」が耐震偽装問題を暴き出したように、この「自衛隊のイラク派遣日報から消された真実」なる記事が、自民党政治の闇を明るみに出す可能性がある。


小泉政権は自公両党による多数を恃み、「イラク特措法」を強引に成立させて、イラクに自衛隊を派遣した。小泉の後を継いだ安倍政権は、「イラク特措法」の改正案を強行採決し、本来ならば2004年末に撤収すべき自衛隊を、2009年まで派遣し続けた。そのようにして派遣された自衛隊員たちの中から、35名の死者がでている。その事実は政府も認めているが、その内訳は、自殺が16人、病死が7人、事故又は不明が12人とされている。わずか数年の間に、屈強な9000人あまりの若い男たちから35人もの死者を出している。異常な事態と言うほかはない。35名中の23名は死因を明記しながら、残りの12名の死因は隠されている。


紆余曲折のはてに公開された自衛隊の日報だが、全体の半分ほどしか公開されていない。公開された文書にも多数箇所に黒塗りがあり、国民の眼に触れさせたくない記述があることを示している。


「自衛隊のイラク派遣日報から消された真実」なる記事は、35人の死者のかなりが、実際にはサマーワでの戦闘で戦死したのではないかと強く示唆している。多くの人が「きっこのブログ」を訪れ、「自衛隊のイラク派遣日報から消された真実」を読まれるよう願っている。

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