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本物の霊能力者に願うこと [人生]

霊魂についての正しい知識を持つことにより、人生観と生き方が好ましいものになるはずである。精神世界についての知識が広まれば、社会にとっても好ましい効果がもたらされるだろう。霊に関する正しい知識を有する者はそれゆえに、霊的知識を広めたいと願うことになる。


ネットの世界で霊性に関わる啓蒙活動をしている人は多く、このブログで幾度も取り上げた武本昌三氏(ホームページ「ともしび」の開設者)もそのひとりである。とはいえ、いくら真摯に働きかけられても、霊魂に関わる話題に関心を示さないどころか、嫌悪感や拒絶反応を示すひとがいる。その一方で、霊的なことに強い興味を抱くのみならず、生きてゆく上での障害や病気を霊的な障害ととらえ、霊能者にすがろうとする人も少なくはないらしい。そのような人から金品を得ようとして、霊能者を名乗る偽霊能者がいるようである。


ネットで調べてみると、霊能力を生業とする人たちのホームページが数多くあり、相談料などが明記されている。金額が明記されているのは好ましいことだが、30分や1時間の相談料が数万円に及ぶものなど、意外なほどに高額である。


偽物の霊能者が偽の浄霊行為を行い、効果が表れなくても法外な金銭を要求できるのは、本物の霊能者による浄霊であっても、効果が表れない場合があるからだろう。そのような偽霊能者は事実上の詐欺行為をしているだけでなく、霊的真理を普及するうえでの障害になる。偽霊能者のせいで浄霊効果に対する不信感がひろまれば、本物の霊能者はその巻き添えをくうことになり、霊能者によって救われるはずだった人たちとともに損失を蒙ることになる。


詐欺師というべき偽霊能者だが、それを駆逐することは簡単である。霊能者による浄霊行為の結果、効果が得られた場合にのみ料金を請求できるようにすれば、偽者には付けいるすきがなくなるはずである。本物の霊能者であろうと、効果が得られない場合もあるだろうが、たとえそうであろうと、結果的には受け取れる礼金は増えてゆくであろう。それだけでなく、霊能者と霊魂に対する世間の眼にも、好ましい影響を及ぼすに違いない。


真の霊能者たちがその気になれば実現できるはずだが、案外に難しいのかも知れない。本物の霊能者たちには横のつながりはなさそうだし(注1)、カネに眼のくらんだ者たちからの妨害も予想される。そうであろうと、心ある本物の霊能者のだれかが、思い切って実施してくれないものかと思う。公益財団法人日本心霊科学協会など(注2)、信頼できる団体が動いてくれたらなお良いのだが。



(注1)霊能者団体

インターネットで検索してみると、日本霊能師協会や日本霊能者連盟など、それらしい名称の団体が見つかるのだが、偽者である自称霊能者たちも加わっている組織と思われる。


(注2)日本心霊科学協会のホームページによれば、そこでも心霊治療を行っているようである。


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