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狭い庭での野菜作り [雑感]

狭い庭とはいえ日当たりが良いので、以前から野菜を作っている。


バイアム(別名:ジャワホウレンソウ、ひゆ菜)を栽培し始めたのは10年ほど前からだが、秋になると大量の種を落とすため、春になるとあちこちに芽をだす。7月頃から野菜として使うのだが、暑さに強いということもあり、いくら穫っても猛暑の中で繁茂している(注1)。肥料をまったく与えていない場所であろうと、雑草に負けない勢いで育つ生命力がある。連作障害や病害虫の心配もなく、暑さにも強くて作りやすいうえに、栄養素はほうれん草に勝るという。我が家にとってはありがたい野菜だが、不思議なことにスーパーではお目にかかれない。収穫してしばらく経つと葉が萎れるので、商品としては扱いにくいのであろうが、家庭菜園には好適な野菜である。庭に放置してあったプランターからも芽を出して、元気に枝葉を伸ばしているから、ベランダなどでのプランター栽培にも適していると思われる。


例年通りに今年もミニトマトを栽培し、3本の株から数百個(推定)の実を穫った。まだ多数の青い実がついているのだが、一本の株がいきなり枯れそうになり、葉が黄色になってきた。高温障害も考えられるのだが、病気の可能性があるので、殺菌剤(ウイルスやカビ対策)をスプレーして様子を見ることにした。


昨年に初めて作ったヤマノイモ(ナガイモ)だが、思いの外にうまくいったので、今年は栽培数を昨年の2倍ほどにした(注2)。昨年は巨大なキイロスズメ蛾の幼虫により、9月の中頃には葉の多くが食害されてしまったが、それでもかなり立派なナガイモが得られた。今年は昨年よりも葉が茂っているし、キイロスズメ蛾の幼虫を見張ってもいるので、昨年以上の出来映えを期待している。


生ゴミを庭に埋めているので、埋められた種からたくさんのカボチャが芽を出した。幾本かを放置しておいたら、まずまずのカボチャが3個できている。雨で受粉が妨げられなかったならば、もっとたくさんできた可能性がある。


毎年のことだが、防暑と省エネのため、ゴーヤの蔓と葉を利用した日よけ(グリーンカーテンと呼ばれる)を作っている。副産物としてのゴーヤがたくさん採れるはずだったが、今年は例年の数分の1しか実がつかない。猛暑でゴーヤが弱ったせいか、花粉を運ぶ虫が弱ったせいか、いずれにしても、こんなことは今年が初めてである。


春にはシュンギクと小松菜にキャベツも作ったのだが、しっかり収穫できたのはシュンギクだけで、小松菜とキャベツは虫喰いだらけになってしまった。寒い時期に作れるサニーレタスなどと異なり、暖かい時期には虫対策が必須である。


限られた場所で野菜を作る場合、連作障害対策に苦労する。実もの野菜ならば接木苗を使うことになるが、ヤマノイモなどではそうはいかず、毎年場所を変えるか、土を入れ替える必要がある。「有機肥料の多用が連作障害対策になる」との記事があったので、来年はその方法を試してみたいと思っている。使う有機肥料は、庭木を剪定した際の葉を利用した堆肥である。


(注1)バイアムの収穫方法
必要なだけの葉をちぎり取るか、茎をハサミで切り取る方法で収穫する。根元近くで切りとっても、すぐに新しい茎が伸び出してくる。味噌汁やオヒタシに利用しているのだが、ドンブリに一杯分のオヒタシを数日ごとに作っても、庭のバイアムは少しも減らず、繁茂し続けている。


(注2)ヤマノイモの植え付け
深さ30cmほど掘り下げてから、腐葉土(庭木の葉を利用)を混ぜて埋め戻し、その上に高さ40cm程度の畝を作る。そのままでは畝がくづれるので、古いスダレを利用した防壁で囲っている。種芋はホームセンターで購入した。昨年収穫した芋の切れ端を埋めてみたら、そのうちの2本が芽をだして、立派な蔓を伸ばしている。


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