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田中角栄元首相が危惧した戦争の記憶を持たない政治家 [政治および社会]

今日の投稿記事は、16日の「東京大空襲を歴史の彼方に押しやらないために」と、2018年1月25日に投稿した「安倍首相を危惧するあの世の田中角栄」に関連する記事です。


「東京大空襲を歴史の彼方に押しやらないために」で紹介した朝日新聞「声」への投稿者は、その文末に、「母の死後、東京大空襲の慰霊祭に一緒に参加した兄も今は亡くなり、私もいつまで行けるか。この思いを子供や孫たちにさせてはなりません。今の世を思う時、この年寄りでもなんとかできないかと思います。」と書いている。「今の世を思う時、この年寄りでもなんとかできないかと思います。」とあるのは、世界情勢だけでなく、安倍政権に対しても危惧しているからではなかろうか。


「安倍首相を危惧するあの世の田中角栄(2018-01-25)」で紹介した田中角栄の言葉は、「戦争を知っている世代が政治の中枢にいるうちは心配ない。平和について議論する必要もない。だが、戦争を知らない世代が政治の中枢となったときはとても危ない」であった。


3月10日は東京大空襲があった日である。その日の朝日新聞「声」に、「父失い母は苦労 東京大空襲」を投稿した人は86歳だという。戦争の惨禍と恐怖が身に滲みているその人は、「今の世を思う時、この年寄りでもなんとかできないかと思います。」と書いた。戦後世代の政治家たち、ことに悪政をほしいままにしている安倍内閣に、強い危惧の念を抱いているのかも知れない。安倍内閣のありようは、田中角栄が危惧したことに他ならないのだから。憲法を無視する安倍内閣。国会を軽視し、閣議決定でことを進める安倍内閣。国会での質問には答をはぐらかし、ごまかす安倍首相。その安倍首相の最たる目標が憲法の改正であり、9条の改変である。憲法の改正を支持する国民は少なくないであろうが、改正するのであれば、安倍政権以外の政権で行ってほしい、と思う国民が多いのではなかろうか。そうであってほしいものだが。

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