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内閣支持率の不思議さ [政治および社会]

桜を観る会問題で下がった安倍内閣の支持率だが、コロナウイルスが猛威を奮っている最近に至って向上しているらしい。


数々の疑惑にまみれ、悪政をほしいままにしておりながら、安倍政権は存続し続け、その支持率は下がらない。この国の国民には愛国心がないのだろうか、と思わずにはいられない現象である。


戦前の政治を支配した軍部によって、この国は壊滅的な状況に至ったのだが、その軍事政権を支持する国民は多かったようである。その理由のひとつに、付和雷同しやすい国民性があったと指摘する識者がいる。小泉内閣時の総選挙は劇場型選挙とよばれ、自民党は大勝したのだが、付和雷同する国民性は昔と変わらないようである。若い世代が新聞を読まなくなり、ネットに流れる風評の影響を受けやすい時代であるだけに、これからの日本に不安をおぼえる。


イギリスはEU離脱の是非を問う国民投票をした結果、離脱するに至ったのだが、選挙が終わった後になると、離脱を選んだことを後悔した国民も多かったという。一時的な風潮に影響されて、判断を誤ったということであろう。


財界からの寄付によって豊富な資金を持つ自民党だから、憲法改正に関わる国民投票が実施されるなら、自民党は国民の支持を得るために、巨額をつかって様々な手をうつに違いない。このまま安倍政権が継続し、憲法改正法案が提出されたなら、それを支持する国民は意外に多いのかもしれない。その改正案が真に理想的なものであれば良いのだが、独善的な今の自民党には期待できそうにない。憲法改正案が提示される前に、正道をはずれた安倍政権に退場してもらいたいものである。

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