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車が盛んにクラクションを鳴らしていた時代 [政治および社会]

12日の投稿記事「教師が聖職者と呼ばれた時代」に関連する記事です。
12月12日の朝日新聞「声」に、「クラクション鳴らない街に驚き」なる記事が掲載されている。投稿者は日本の日本語学校で学んでいる24歳の中国人です。その記事をここに引用させてもらいます。
                                                   
朝日新聞「声」より、「クラクション鳴らさない街に驚き(日本語学校生 千 亜洛 24歳)」を転載
                                                   
 日本で生活を始めてしばらくたち、世界の国々と比べると静かな国だと感じています。
 電車やレストランなどでは他人の迷惑にならないよう配慮し、大声を出さずに会話します。なによりも道を走る車からクラクションがあまり聞こえないことに不思議さを感じました。信号が青になって前方の車が発進しなくても、後ろの車がクラクションを鳴らすことはほとんどありません。すぐにでもクラクションの大合唱になる中国とは大違いです。
 まるで日本の道は争いやストレスから解放されているかのようです。歩行者とドライバーの協力的な関係が道路の安全を支えています。お互いに尊重し、協力することが重要だという理念が根付いているのでしょう。クラクションを必要以上に鳴らさないことは、心地よい共生の象徴と言えるでしょう。
                                                   
     
私が学生だった昭和時代の中期には、都会の道では盛んにクラクションが鳴っていたように思います。今の日本でやたらにクラクションを鳴らしたならば、周囲から顰蹙を買うことになります。後ろの車からクラクションを鳴らされたことに対して、前の車の運転者が激高し、暴力沙汰になることすらある時代になりました。わづか数十年の間に価値観や道徳観も変わったものです。おそらく、何年か先の中国も変わっていると思われます。


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