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予知夢……体験者にとっては真実なれども未体験者には絵空事 [超常現象]

私には予知夢を見た体験がある。およそ40年も前に二度ほど体験したのだが、いずれの夢も今なお鮮明に覚えている。
 電子書籍にした小説〈造花の香り〉(6月19日の〈喜多郎やモーツアルトをBGMに小説を書く〉参照)(本ブログの左側サイドバーに小説の概要を紹介してある)には、主人公が不思議な夢をみる場面がある。 主人公の森山良太は海軍に入る前の学生時代と、特攻隊要員に指名されてからの二度にわたって、鮮明な記憶として残る夢を見るのだが、それから間もなく、夢の内容とまったく同じ情景に遭遇することになる。この小説を読んでくださる方は、この部分を非科学的なものとして、違和感を憶えられるかも知れない。そのように危惧しながらも、あえてそれを書きいれることにした。そして、不思議な夢に関わる部分が私の体験に基づくことを、小説のあとがきに書きそえたのである。その部分を引用して以下に記す。
 
小説〈造花の香り〉のあとがきより引用

  この小説には不思議な夢の話がでてくるのだが、実のところ、これは私自身の体験にもとづいている。
  科学技術の世界に身をおいた者のひとりとして、科学と相いれない事がらを安易に受けいれるつもりはないが、主人公の良太と同様に、不思議な夢を二度にわたって体験したことにより、現在の科学知識では説明できない世界があることを、受けいれざるを得なくなったのである。
  不思議な体験を有する人は思いの外に多そうである。学究あるいは科学技術に携わる人がそのような体験をしたとき、その探求に意欲を抱くにとどまらず、不思議な世界を世間に紹介し、人々の人生に寄与したいと願うのは自然なことと思われる。
  図書館で調べてみると、そのような人の著作が少なからず見つかる。その著者が不思議な世界と真摯に向き合って著した書物であれば、単なる好奇心やオカルト趣味から離れて読むことができ、得られるところも多いはずである。とはいえ、超常現象や霊などに関する書物を安易に選ぶと、好奇心に導かれるままに、危険な所へ誘い込まれる惧れがないとは言えない。その種の書物をこれから読もうとされる方には、社会的に信頼される立場にある人の著作を、先入観をはなれて読んでいただきたいと思う。読む人ごとに受けとり方はさまざまであろうが、その読書が無駄に終わることはないはずである。(引用おわり)


  40年ほど前のある日、旅先のバスで居眠りから覚めた私は、不思議な感覚におそわれた。「数日前に見た夢の情景が、もうすぐ目の前に現れようとしている」
  その感覚は、極めて強い予感とも言うべき、まことに不思議な感覚だった。それから1分ほどが経ったとき、夢で見た光景が眼前に現れた。世の中には、よく似た情景や景観はいくらでもあるわけだが、そのときに現れた情景は、夢で見たものと同じであった。そのように確信できたのは、数日前に見た夢が極めて鮮明で、色彩も鮮やかであり、目覚めた直後だけでなく、数日が経ってもなお、その場に居合わせていたかのように、しっかりと記憶に残っていたからである。
  その数ヶ月後に二度目の体験をした。帰省の準備をしていた東京の自宅で、めずらしく色のついた夢を見たのだが、故郷に帰って数日を過ごしたある日、その夢とまったく同じ情景を見たのである。それだけでなく、その情景を目にする直前に、その情景に遭遇することがわかった。一般的な表現をするなら、予感がしたと言うべきかも知れない。
  世の中にはよく似た構図の絵画はいくらでもあるが、似てはいても明らかに異なっている。私が遭遇した情景は、夢の情景に似ているというより、夢で見た情景そのものだった。
  予知夢を体験する人はそれほど珍しくはないようである。そのような体験者の間では理解し合えることだが、そうでないひとにとっては、とうてい信じることができないだろう。私には他にも不思議な体験があるのだが、現在の科学では説明できないどころか、あり得ないこととして否定されるような出来事である。私にとっては体験を通しての真実であろうと、科学では説明できない不可思議なことには違いなく、もしかすると、科学では永遠に説明できないのでは、という気がしている。解明すべく取り組もうにも、その手段が見つかりそうにないからである。とはいえ、そのような不可思議な世界が実在することを、実証的に、しかも簡単に確認できる方法がある。そのことを書けば長くなるので、日をあらためて記すことにする。

追記(2019.7.27)

今の科学では霊魂の存在を説明することはできないのだが、2015年12月7日に投稿した「霊魂が実在していることを知る簡単な方法がある」に書いたように、それが実在することを実証することは可能である。



 
 
 


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