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少子化問題は雀の世界にもあるらしい [小鳥たち]

昨年の6月16日に、「雀の雛にも智恵がある」なる記事を載せています。その記事は次のような文章で終わっています。

…………今年の5月にも、数組のつがいが雛をつれてきましたが、去年までとは明らかな違いが見られました。兄弟のいない雛は、餌をねだるに際して羽根を振るわせないようです。雛が羽根を振るわせるのは、他の雛に先駆けて餌をもらうためであり、兄弟雛が無い場合には、その必要がないということでしょう。生をうけて数週間の雛にも、それだけの判断力がそなわっていることになります。
 もしかすると、本能的に見える動物たちの振る舞いのなかには、判断力や智慧にもとづくものがあるのかも知れません。雀の雛の振る舞いを見て、そんな想いを抱きました。

今年も巣立ったばかりの雛鳥が来ておりますが、今のところは一羽だけです。兄弟の雛鳥がいないからでしょう、親鳥から口移しで餌をもらうとき、羽根を振るわせることはありません。

雀の世界に昨年から異変があったらしく、巣立つ雛鳥が激減しています。今年も3月の末頃には20羽以上の雀が来ていましたから、例年より少ないとはいえ、数が大きく減ってはいませんでした。それにしては巣立った雛鳥が少なすぎます。雀の世界にも顕著な少子化の時代が訪れたのでしょうか。

昨年7月14日の記事「雀たちには住宅難の時代」は、次のような文章で終わっています。
今年は雀の雛が少ないらしいことを先に書きましたが、そのほかにも異変が見られます。例年ですと5月の中頃までに子育てを終えるのですが、今年はまだ巣立ったばかりの雛が来て、親から口移しで餌をもらっています。最初に書いたコンクリートの柱の中には、まだ雛がいるのかも知れません。雀の世界に異変でもあったのでしょうか。そういえば、蜂や蝶もほとんど姿を見せません。異常な気象の影響が、小鳥や虫たちの世界にも及んでいるのではないか。そんな気がする今日この頃ではあります

もしかすると、今年も雛が巣立つ時期が遅れているのかも知れません。そういえば、今年も蝶や蜂の姿が見られません。近所の情景に変わったところは見られませんが、虫たちにとっては、何らかの環境変化があったようです。もしかすると、そのような変化が雀にも影響を及ぼしているのかも知れません。

昨年からいきなり雛鳥が減ったのだから、原因がわかる可能性があります。日本野鳥の会に問い合わせてみることにします。


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