IHクッキングヒーターに替えて良かったこと [生活雑感]
11月8日の記事「ネットから得た情報で家電製品を修理」の中で、IHクッキングヒーターを自分で設置したことを書いたが、それは今から3年半ほど前のことである。ガスこんろの調子が悪くなった機会に切り替えたのだが、「思い切って替えて本当に良かった」という結果になった。
高額なIHクッキングヒーターが備える機能(アルミの鍋が使えるなど)の多くは、必ずしも必要とは思えなかったので、三菱電機製の格安の製品を選んだ。結果的にはその機種で十分に満足できているので、ずいぶん得をしたような気がしている。この記事を書くために調べてみたら、IHクッキングヒーターの価格は3年まえよりずいぶん安くなっている。さほどに必要とされない機能を省いた機種が増えたのだろうか。
IHクッキングヒーターの恩恵は、使い始めた初日からもたらされた。調理に際しての無駄な放熱が少ないために、夏季の作業が快適になり、空調への負担も大きく軽減される。油を使う調理に際しては、蒸発する油が激減するために、レンジフードに付着する油もわずかなものとなる。
ガスで油を使う調理をする場合、もっとも油が蒸発するのは鍋やフライパンの周辺部からではなかろうか。揚げ物料理に際しては、炎に舐められるフライパンの周辺部の温度が高くなり、その部分で油がガス化しやすいと思われる。いずれにしても、IHクッキングヒーターを導入してからというもの、レンジフードに付着する油は極端に少なくなった。
庭で採れたヤマモモの実でジャムを作ったことがある。加熱しながらかなりの時間をかけて鍋の中をかき混ぜたのだが、火を使わないので、鍋のそばに肘をつき、のぞき込みながら作業することができた。天ぷらを揚げるときにも発火を懼れなくてすむ。調理時に着衣に火が移る事故も珍しくはないようだが、IHクッキングヒーターを使う場合には、そのような事故は起こりようがない。多くの長所を有するIHクッキングヒーターは、高齢化社会の中で急速に普及してゆくだろう。
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