出雲の国民宿舎「くにびき荘」

例年になく雪が多く、とても寒かった出雲ですが、昨日から気温があがり、きょうは暖かいほどの陽気です。それでは出雲からの第３報を。次回は愛知県の自宅から投稿します。

生家から歩いて行ける国民宿舎「くにびき荘」には、温泉施設とともにwifi環境があり、温泉につかった後でインターネットを楽しむことができます。宿泊しないで入浴だけを楽しむこともできるし、食堂で食事を摂ることもできます（食事については予約が必要とのこと）。広い浴場の他に露天風呂もあり、良い温泉だとは思いますが、利用者が少ないために経営的には苦戦しているようです。ネットに接続するために３回ほど訪れ、そのつど入浴したのですが、いずれも日中だったためなのか、これまでに私が浴場で見かけたのは２人だけでした。

客寄せの努力が不足しているような気がして、「湖のほとりにある施設だから、無料の釣り船を用意して、客に魚釣りを促したり、夏にはシジミ採りを奨めるなど、客寄せの工夫をしたらどうですか」などと、係員に幾つかの提案をしてみました。
それに対する係員の言葉は、「ご提案ありがとうございます。そうですねえ・・・」でした。きょうは別の係員と話したのですが、暖かい時期にはそれなりに利用者があるということです。

鄙びた出雲の湖畔のこの国民宿舎は、出雲大社からの帰りに立ち寄って、安上がりに温泉を楽しむのに適していますが、交通の便には問題があります。JRの江南駅から歩いて１５分ほどの距離とはいえ（タクシーがあります）、列車の本数が少ないという難があります。出雲大社を参拝した旅客に立ち寄ってもらうにしても、出雲市駅からは車で２０分ほどかかります。利用者を増やすことには苦労しそうですが、交通手段に智恵をしぼれば、何とかなるかも知れません。

受付の見えるロビーのテーブルで、ノートパソコンをネットに接続し、メールやフェイスブックをチェックしたり、ブログに投稿する準備をしたりと、およそ１時間ほどを過ごしていますが、その間に受付のカウンターを訪れたのは、いつもより多い6人でした。

わづかな入湯料で温泉の湯を楽しみ、wifiを利用してブログに投稿することもできた。私にとってはありがたかった「くにびき荘」ですが、４月からは経営主体が変わるとのこと。この施設の経営が安定し、存続できるようにと願っています。

追記

きょうは暖かいので露天風呂にも入りました。湖の見える良い風呂であり、湯加減も理想的に思えます。いつになく暖かい日ですが、さすがに風は冷たく、温泉猿の気持ちが分かるような気がしました。露天風呂をでたあと、すぐ隣の大浴場に入り直した次第です。