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猛暑の時期に巣立った雀 [小鳥たち]

5月14日の記事「雀たちにも個性がある」は、次のような文章で書き始められています。


<雀の世界はいまが子育ての時期です。巣で待つ雛に餌をやるため、親鳥が餌をねだりにくるのですが、こちらが気づかないでいると、窓際まで来て催促します。窓の近くで家の中を覗いたり、窓の外でホバリングしたりと、いじらしいほど懸命に餌をねだります。>


そして次の文章で終わっています。
 <冬から春にかけて餌をやるようになってから、すでに十年以上になります。まもなく雀の子育ては終わりますから、今年の餌やりはそこまでにして、自然界の餌で生きてゆける年末の頃まで、雀たちには自活してもらいます。与える餌を減らしてゆくと、いつの間にか雀は来なくなります。雀たちはこの餌場を覚えており、12月の末になるともどってきます。>


今年はどうしたわけか、7月になっても子育てに励む雀が多く、餌やり期間が二ヶ月あまりも延びました。全国的な現象なのか、この地方だけのできごとなのか、あるいは、餌やりを続けてきたことによる、私に関わる雀だけに生じたできごとなのか。山階鳥類研究所にでも問い合わせたくなりました。


私の家の近くには小さな川があり、雑草が生い茂っています。猫じゃらしなどの実も多く、たくさんの虫もいるはずです。期間が延びた雀への餌やりも、ようやく終わりそうです。先ごろ巣立った雛たちも、餌がなくなる12月の末には、群れの仲間とともに帰ってくることでしょう。


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