マスコミによる著名人の不倫報道

週刊誌によって不倫疑惑を報道された山尾志桜里議員が、民進党に離党届けを出したと知って、マスコミのあり方に疑問を抱いた。褒められることでも奨められることでもないとはいえ、不倫をしている当事者にとっては極めて個人的なことであり、誰かを不幸にする倫理的あるいは犯罪的なものでないかぎり、大々的に報道されるようなことではないはずである。当事者の家族には不幸なできごとであるにしても、報道されることを望むとは思えない。ましてや不倫の疑いがあるというだけで報道すれば、報道される側の人だけでなく、社会的にも損失をもたらす場合があるのではないか。それにも拘わらず週刊誌が取材して報道するのは、自社の利益のためではないのか。

これまでも、不倫疑惑によって追い詰められた政治家は、宇野宗佑元首相をはじめとして幾人もいる。新聞に掲載された見出ししか読んでいないので、感想も意見も書くことはできないのだが、もしかすると、マスコミの犠牲になった事例もあったのではなかろうか。

政治家の不倫疑惑に興味はなかったのだが、支援してきた山尾志桜里議員に関わることなので、これからの成り行きに注目したいと思っている。日本にとって有用な政治家として、これからも活躍してもらえるよう願いつつ。