立憲民主党枝野代表へのインタビュー記事について

１２月２７日のプレジデントオンラインに、「枝野幸男"菅官房長官を高く評価する理由"」なる記事（インタビュー記事）が掲載されている。

プレジデントオンラインの「枝野幸男"菅官房長官を高く評価する理由"」なるタイトルからは、枝野氏が菅官房長官を支持しているような印象を受けるが、記事を読んでみたところ、そうではないことがわかった。その部分を抜き出すと次のようなやりとりになっている。

質問者（プレジデントオンライン編集部 特別編集委員） 「菅義偉官房長官はどう映りますか」
枝野「総理を守り支えるという意味では、大変有能な、歴代稀に見る、3本の指に入る官房長官だと思います。それが日本にとって幸せかどうかというのはまた別ですが」

インタビュー記事で取り上げられているのは、立憲民主党の設立に至る経緯や党として目指すところ、国防に対する見解、憲法問題、経済政策など多岐にわたっているが、枝野氏が語るところはすこぶるまっとうである。耳を疑うような言辞を弄する政治家や、発する言葉を裏切るような政治家がいるなかで、枝野氏は充分に信頼できそうに思える。

立憲民主党代表の枝野幸男氏は、東日本大震災が発生した当時の内閣官房長官だった。その枝野氏に共感してきたのは、同氏が大学の後輩（学部は異なるのだが）ゆえではなく、その政治姿勢をまともだと思うからである。自民党がもたらした不公平や歪みを糺し、この国をより良い社会にするために、大いに活躍してもらいたい、と願っている。

プレジデントオンラインに掲載された「枝野幸男"菅官房長官を高く評価する理由"」なる記事は、同じタイトルで　PRESIDENT 2018年1月15日号　にも掲載されるようである。