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大阪夏の陣は私の半生の5倍ほど昔のできごと [人生]

パソコンに向かっていたら、テレビからの音声が聞こえた。「大坂夏の陣からおよそ400年になるので・・・・・・・・」


その言葉を聞いて思った。大坂夏の陣ははるか昔のできごととはいえ、81歳の私には、これまで生きた期間のおよそ5倍ほど昔のことになる。102歳の天寿を全うした私の母にとっては、生きた人生の4倍ほど過去のことにすぎない。その400年の間に、この国の有り様は全く異なったものになっている。


400年どころか、過去80年の間に日本の社会は激変している。私が小学校に入学した頃の日本は、軍国主義そのものの国であり、言論や思想の自由もない国だった。天皇を神としてあがめるよう教えるためか、天長節(天皇誕生日)の儀式はものものしく、何かを捧げ持って登壇し、教育勅語を読む(それが教育勅語だったと知ったのは、ずいぶん後になってからだが)校長の姿が印象に残っている。そのような日本が、敗戦を機に様変わりして、今に続く社会になった。


私の小学生時代には、電話のある家はめずらしく、ラジオのある家も少なかった。テレビやエアコンなどの家電製品が普及し、パソコンやインターネットさらには車の普及が社会に変革をもたらし、携帯電話やスマホを個人が使える日が来ることを、数十年まえの日本人(日本人に限らず)には想像すらできなかった。


科学の発展とその応用技術が、100年後の社会を大きく変えていることだろう。物質文明は進化し続けるだろうが、政治ははたしてどの程度まで進化するのだろうか。長期政権を担っている自民党の有り様を思えば、そして野党の現状を思えば、むしろ退化する虞すらありそうに思えるのだが。


これまで幾度も投稿してきたように、私は霊魂の実在を識っている(注)。20年先の世界もずいぶん変わると思われるから、できればそこまで生きて観たいものだが、それがかなわなくても、あの世から眺めることができるはずである。20年先さらには100年先に、どんな日本が存在していることだろう。幸福度ランキングが先進国中で最下位の現状から脱して、すばらしい国になっているよう願っている。  

 

(注)霊魂の実在等に関する投稿記事






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