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雀の世界も少子高齢化 [小鳥たち]

雀が全国的に減っているとのこと。そうであろうと、冬になると我が家には多くの雀が訪れ、餌をねだります。前年までは、最も数が増える2月から3月には30羽程度でしたが、今年は多くても20羽ほどと、例年の7割ほどの数でした。


4月になると雀の子育てが始まり、5月に入ると雛が巣立つのですが、数年前から子育ての時期が遅れがちになり、巣立つ雛の数も減ってきました。以前には、ひとつがいの親鳥が2羽の子雀をつれてきましたが、最近は巣立つ子雀が1羽の場合が多いようです。今年も数つがいの親鳥が巣に餌を運んでいますが、巣立った子雀はまだ数羽しか見ておりません。


私の少年時代には、身近な所に幾つもの雀の巣があり、一つの巣だけで4羽から5羽の雛が巣立ったものです。春に子育てする雀の場合、草の実はまだ少ないので、餌は主に虫と思われます。昔の畑には餌となる蝶の幼虫などがいくらでもおり、雀も子育てに苦労しなかったでしょう。殺虫剤が使われる今の野菜畑に餌はなく、耕作放置の畑や道端の草などに餌を求めざるを得ないのだから、雀たちには生きにくい時代です。私が与える餌はインコなどの小鳥用の餌に玄米を混ぜたものですが、雀の雛にとって好ましい餌と言えるだろうか。もしかすると、育つ雛の数が少ないのは餌が不適切なせいではなかろうか。最近になってようやく、そんな気がしてきました。


来年からは、4月に入ると徐々に餌を減らして、自然界に餌を求めるよう仕向けるとしましょう。とはいえ、虫などが少ないために、必死になって餌をねだりに来るかも知れません。雀の雛に適した餌について、ネットから情報を得ておいたほうが良さそうです。


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