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100年前のスペイン風邪を想う [人生]

2019年7月24日に投稿した記事「高齢者の記憶力・・・・・・・・認知症になっても魂は向上し続ける可能性がある」に書いたように、晩年の母はしばしば昔の思い出話をした。その中に、親族の者から聞かされた父親に関わる話があった。


私の母は記憶力に優れていたのだが、父親についての記憶はなかった。私の祖父であるその人は、母が3歳のときにスペイン風邪で亡くなったという。その当時のスペイン風邪は、今のコロナウイルス以上に恐ろしいものであったろう。幼い娘を遺して先立つことを覚悟したであろう祖父は、娘の将来を案じる言葉を家族の者に遺したという。長じてから聞かされた父親の言葉は、100歳になった母の胸に遺され、私がそれを聞くことになった。


私と妻に関わる記事を投稿した「結婚する相手は運命的に決まっているのかもしれない(2019.9.24)」に書いたように、妻の両親も私と同じ出雲の出身である。そのことを知ったのは、妻と結婚したいと思ってからであったが、投稿した記事に記したように、そのことも、「共時性(同時性、意味のある偶然)」(付記1)の一つではないかと思っている。


妻の母方の祖父もまた、私の祖父と同じ年にスペイン風邪でなくなったという。そのことにも、妻との不思議な縁を感じる。


母は102歳であの世へ旅立ったのだが、生きていたならきょうは105歳の誕生日である。母の行く末を案じながら先だった両親と、母はあの世で再会していることだろう、と私は思っている。本ブログに繰り返し書いてきたように(付記2)、私は霊魂の実在を知っているので、いささかの疑念もなくそのように思える。



付記2 霊魂の実在について投稿した記事




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