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武本昌三氏のホームページより掲載記事を引用 [人生]

武本昌三氏のホームページ「ともしび」に、「病院の患者が臨死体験の中で見た「三途の川」」なる記事が掲載されたことがある(2020.11.19)。医師である石原結實氏の著作『死んだらどうなる』(ビジネス社)の文章を紹介したその記事を、ここに引用させてもらうことにした。


 60歳の婦人が自転車に乗り、青信号で横断歩道を渡ろうとしたとき、赤信号を無視して、猛スピードで走ってきた乗用車に跳ねられ、4~5メートル先のコンクリートの電柱にたたきつけられた。頭、手、足より大量の出血があり、全身に激痛が走る。必死でこらえていたときに、吐気を催し、吐潟物が口から吹き出してきたことまでははっきり覚えているが、あとは、夢なのか現実なのかわからない状態に陥った。

 するとパーッと明るく美しい光に満たされた大地に川が走っている光景が目に入ってきた。川の向こうには美しい花がたくさん咲き乱れ、よく見ると亡くなった父や母、それに幼いころかわいがってくれた祖父母が満面の笑みを浮かべて「こっちへ来るように…」と手招きをしている。「ああ、これが三途の川か…」と思い、渡ると死ぬことを本や世間話から知っていたので、親類には会いたかったが、必死に思いとどまった……。
 翌日、目を開けると、病院のICUのベッドの上だった。事故後、周りの人が救急車を呼んでくれて、病院に運ばれたという。しかし、多量の出血と吐潟物が気管をふさぐことによる呼吸不全で仮死状態に陥っていた。医師団の懸命の治療で救命されたことを後で知らされた。
 仮死状態のときに「三途の川」と「美しく花が咲き乱れる彼岸」を見たのだろう。
 このご婦人の場合、「三途の川」の存在を知っていたので、渡るのを思いとどまったことになる。
 しかし、渡ろうと思ったが、渡れずに現世に戻ってきた人もいる。私が若かりし大学病院勤務時代に受け持った40歳代の男性だ。
 肝臓ガンのため、外科に紹介し、ガン腺を摘出する手術(当時は、腹腔鏡による手術などなくすべて開腹手術)を受けている途中、突然、心肺停止の状態に陥った。
 麻酔医の必死の蘇生術により、運よく救命され、手術も終了した。その後1週間、外科病棟に入院した後、内科病棟に戻ってきた。
 そのとき、主治医だった私に「奇妙な夢を見ました」と言って、次のように話してくれた。「手術室に入って麻酔をかけられるまでは意識がありました。6時間におよぶ手術後、病棟のベッドに帰って、数時間後に目を覚ましたのも覚えています。しかし、その間、夢なのか、現実なのかわからない光景に遭遇したのです。
 突然、目の前に川が現れ、向こう岸には美しいお花畑が見えました。よく見ると、ここ2~3年で相次いで亡くなった父と母が私を呼んでいるのです。目の前にあった小舟に乗り、向こう岸にこぎ出しましたが、川の流れに押されてたどりつけないのです。
 何回も何回も必死の力で試みましたが、結局は舟が下流に流されて、向こう岸には行けなかったのです」というもの。
 この患者さんに「死ぬと、三途の川を渡り、向こう岸には美しい光と花に満ちた世界があると、これまでに聞いたことがありますか」と尋ねたところ、「そんなことはまったく知りません。初耳です」とおっしゃる。
 この「奇妙な夢」は心肺停止の状態のときに見たものであろう。「三途の川」「美しい花が乱れ咲く彼岸」について、まったく知らなかった人がこうした表現をするのだから、臨死体験をした人の「共通の表現、風景」は真実なのかもしれない。
 この人は、きっと霊(神、気、スピリット…)の力で、此岸(この世、現世)に引き戻されたのであろう。[石原結實『死んだらどうなる』ビジネス社、2018、(pp.55-58)]
                                                   
今の科学では説明できないどころか、あり得ないはずの体験を、私は幾度も体験している。その不思議な体験の正体を知りたいと思い、公益財団法人日本心霊科学協会を訪ねた。大学教授や医師たちが理事長や理事に名を連ねる団体であり、私が訪ねた当時の理事長は、元大学教授の板谷樹氏であった。今から40年あまり以前のことである。
                                                   
そのようにして、霊魂の実在を知ることになった私は、そのことを知ってもらいたいと願って、本ブログで繰り返し関連する記事を投稿してきた。その幾つかを以下に列挙しておく。
                                         
付記 霊魂の実在について投稿した記事の例 



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