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東芝テレビの消費電力( 65Z740X 50日間の実測値) [雑感]

3月3日の投稿記事「大型テレビの魅力」では、東芝レグザ65Z740Xについての感想を書いたが、きょうは消費電力について書くことにする。テレビにワットモニターを接続して50日間の消費電力を測定した。


レグザ65Z740Xは大画面テレビであるが、使っているときの平均消費電力は135W程度である。このテレビの特徴であるタイムシフト機能を使うと、テレビを観ていないときであっても、36W程度の電気を消費する。このテレビはインターネットに接続されているので、36Wにはそれに関わる分も多少は含まれているはずだが、それにしても、常時36Wは意外なほどの消費電力である。
                                                   
年間でどの程度の消費電力になるかを調べるために、ワットモニターを接続して、50日間の積算消費電力を測ってみた(測定時間は1200時間)。
                                                   
その結果は、57.8KWhである。現在のような使い方を続けたならば、年間で420KWh程度となり、電気料金は11000円ほどになる。東芝のカタログによれば、1日に4.5時間使用した場合の年間消費電力は196KWhとあるのだが、私の家では420KWh程度だから、カタログ値の2倍以上である。もの珍しさもあって、VODを見る時間があったにしても、平均的には1日に5時間以下と思われるので、カタログの数値が正しいのであれば、50日間で27KWh程度になるはずである。現実には57KWh以上になった。
                                                   
測定結果から判断すれば、東芝のカタログに表示されている年間消費電力196KWhは、タイムシフト機能を使わない場合の数値ということになる。そこでタイムシフトを無効に設定し、タイムシフト用のハードディスクドライブをとりはずして、テレビを見ない状況での消費電力を測定してみた。テレビの電源をOFFにしても35W程度を示しているが、しばらくすると0Wを示すようになる。カタログによれば、電源OFF時には0.4Wとされているのだが、それはタイムシフトを使わない場合の数値ということになる。
                                                   
消費電力を測定した50日の間、テレビを観ない時間が1日に20時間だったとすれば、50日間の1000時間(50×20)に36Wを消費し続けたわけだから、タイムシフト機能を使ったために、積算電力として36KWhほど余分に使ったことになる。年間に換算すれば260KWhほどになる。タイムシフト機能を使わなければ、私の家での65Z740Xの年間電力消費量はおよそ160KWh(420-260=160KWh)ということになり、東芝のカタログ値よりもむしろ少ないことになる。
                                                   
 
タイムシフト機能はたしかに便利である。「気づいたときには大河ドラマが始まっていた」といった場合に、「始めにジャンプ」ボタンを押せば、番組を最初から見るこができるし、番組表で見落としていた番組を後から見ることもできる。それだけの利点に年間7000円を支払う価値があればよいのだが、私の家ではタイムシフトを利用しない方が得策だと判断した。タイムシフト用に使っていたハードディスクドライブは、通常の録画用として使うことにする。
                                                   
というわけで、ハードディスクに録画される番組が増えることになりそうだが、65Z740Xのボイス機能により(東芝以外のテレビにも、類似の音声機能を有するものがある)、録画番組を声で呼び出せるので、多くの録画番組から目的の番組を探すのに、さほどの苦労はなさそうである。
                                                   
それにしてもである、東芝のカタログはいかにも不親切である。というより、書き方として不適切と言うべきだろう。消費電力の項に書き加えるべきである、「タイムシフト機能を使う場合には、テレビを視聴していない場合にも36Wを消費し続けるため、年間で・・・KWh程度増加する」と。
                                         
そのような問題があろうと、このテレビには充分に満足している。液晶テレビとしては音質が良いし(今では他社のテレビも音質は改善されていると思われるのだが)、画質も充分に勝れており、省エネテレビである(65Z740Xよりも省エネの65インチ液晶テレビも多数販売されているのだが)。VOD機能を楽しめるし(テレビにVOD機能がなくても、インターネットに接続できる状況にあれば、テレビのHDMI端子にアマゾンの fire TV stickを接続して、VODを利用することができるのだが)、ボイス機能を便利に使うこともできる。私の家ではタイムシフト録画をしないことにしたが、生活スタイルによっては、便利に利用できる機能であろう。
 



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