チームワークで生きる雀たち [小鳥たち]
これまでは、餌が乏しくなる年末頃からスズメが集まってきて、3月には最大30羽近くまで増えていましたが、この冬には10羽ほどしか集まりませんでした。昨春の子育て時期に野良猫が現れ、餌をついばむ雀や鳩をねらうようになったので、それからは、雀も鳩も寄りつかなくなりました。この冬は2月に入ってからようやく、スズメが姿を見せるようになりましたが、例年より少ない10羽ほどです。
餌を撒いても、えさ場のそばのフェンスには、常に2羽ほどの雀がとどまっています。ある程度餌をついばんだ雀がフェンスに移ると、フェンスにいた雀が地面におりて餌をついばむ。まかれた餌がなくなるまでそれが続くのだから、フェンスに止まっている雀は猫の動きを見張っているようです。
今では、猫は離れた場所から雀を見つめているだけで、以前のように雀に向かって突進するようなことはありません。猫のほうでも、襲っても無駄であるとわかったのでしょう。
餌を撒くと、それを知った雀が仲間に声で知らせます。山鳩は縄張りを主張しますが、雀はチームワークで餌にありつき、危険を回避しています。そうであろうと、訪れる雀は例年の3分の1になりました。全国的に雀の数は激減しているようですが、チームワークで生き残ってほしいものです。
これまでに投稿した雀に関する記事を、ここに列挙しておきます。「小鳥たち」のカテゴリーには、雀の他に鳩やインコにヒヨドリなどの記事もあります。鳥に関わる記事は少ないのですが、この記事を書くに際して振りかえってみたら、雀の記事だけで10回を超えております。典型的な三日坊主の私ですが、ブログを開設してから間もなく6年になります。
雀に関わる投稿記事
・雀の雛にも智慧がある(2015.6.16)
・雀たちには住宅難の時代(215.7.14)
・スズメの記憶力(2015.12.25)
・ファーストペンギンとしての雀(2016.2.9)
・雀の群は幾つものグループが集まったものらしい(2016.1.22)
・少子化問題は雀の世界にもあるらしい(2016.5.11)
・雀たちにも個性がある(2017.5.14)
・鳥たちが交わしている言葉(2017.6.8)
・雀も鳩も考える動物(2018.2.9)
・子育てに励む雀の姿(2018.6.1)
・雀の世界も少子高齢化(2019.7.7)
2021-04-01 18:31
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