フジ子・ヘミング・・・・・・88歳の現役ピアニスト [音楽およびオーディオ]
フジ子・ヘミングは奇蹟のピアニストと呼ばれる。88歳でありながら、活発な演奏活動をしていることも、「奇蹟・・・・・・」と呼ばれる理由のひとつであろう。
昨年12月には、「よこすか芸術劇場」での演奏会で、モーツアルトのピアノ協奏曲21番とリストのラ・カンパネラを演奏している。私はユーチューブでその演奏を聴いた。演奏される楽曲に耳を傾けながら、88歳という高齢者が演奏しているそれに驚嘆した。
その演奏は年齢を思わせないが、フジ子・ヘミングは演奏後に語っている。「コロナ禍の中を聴きにきてくださった方々に感謝しております。私は老いぼれで、第2次世界大戦ではコロナ禍よりもひどい体験をしたから、それと比べるならコロナ禍はたいしたことはないと思えるのだが、皆さんはしっかりマスクをして、感染しないよう気をつけてください」
奇蹟のピアニストとして復活し、90歳に近づきながらも活躍しているフジ子・ヘミング。重なる不運を乗り越え、高齢に至って花を咲かせたこのピアニストには、さらなる奇蹟を見せてほしいものである。
2021-06-07 21:32
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