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スズメの記憶力 [小鳥たち]

  6月16日の「雀の雛にも智慧がある」に書いたように、12月の半ばになるとスズメが餌をもらいにきます。今年も10日ほど前から来ていますが、今のところはまだ7羽だけです。ひと月たてば10羽以上になり、3月には30羽ほどになるでしょう。ということは、2月頃までは自然界にかなりの餌があるということです。
   7羽のスズメたちには夕方だけ餌をやるようにして、できるだけ自分で餌を探すよう促していますが、やがて日に数回の餌まきとなり、ついには要求されるままに幾度も応じることになります。
  自然界に餌が失われる頃になると、スズメの必死さが伝わってくるようになります。スズメの代表が窓際まできて、家の中を覗くようにしながらホバリングするので、その要求には応えざるを得ません。そのような行動を見せるのだから、スズメには思いの外に智恵がありそうです。6月16日の記事「雀の雛にも智慧がある」には、生れて間もないスズメの雛にすら、意外なほどの判断力がそなわっているらしいと書きました。親鳥ともなれば、それなりの智恵があるのは当然かも知れません。
  餌やりが終わるのは雛育てが終わる5月ですが、それから半年後には餌をもらえる家を訪ねてきます。それだけでなく、どの窓から餌が撒かれるのかさえ記憶しております。
  6月20日の記事「インコの気持ち」に、「インコには、孤独のつらさや憎しみの感情など、思いの外に豊かな感情がありそうです」と書きました。娘が飼っていたインコを通して、インコが豊かな感情を有することを知ったのでした。インコを飼ったりスズメや鳩に餌をやったりしたことで、鳥の感情や記憶について知ることになり、このような記事を書くことになりました。
  6月20日の記事「インコの気持ち」は、次のような文章で終わっています。「インコには、孤独のつらさや憎しみの感情など、思いの外に豊かな感情がありそうです。庭にやってくる小鳥たちも、しばしば感情をあらわにします。小鳥にすらそのような感情があるのですから、犬や猫はむろんのこと、牛や豚にも豊かな感情があるはず。ベジタリアンと呼ばれる人たちのなかには、動物たちが見せる喜怒哀楽の感情に心を動かされ、肉食ができなくなったひとがいるのかも知れません。私はさほどに肉を好まないので、牛や豚の肉がなくても苦にはなりませんが、ベジタリアンになれる自信はありません。動物性蛋白源を魚に限ったら?……さて、どうしたものやら。」
  この文章を綴ったあとも、私は肉食を続けています。さて、どうしたものやら。



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