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朝日新聞に掲載された幽霊に関わる記事……武本昌三氏のブログより引用 [超常現象]

元大学教授の武本昌三氏は、大韓航空機撃墜事件で家族を失なったひとである。そのことがもとになって霊に関わる知見を深めるに至り、今ではその啓蒙に努めておられる。
たまたまそのブログを眼にした私は、高い識見に裏付けられたその内容に惹かれ、しばしばそこを訪れるようになった。
そのブログ「ともしび」に、先月の朝日新聞に掲載された「被災地タクシー 幽霊を乗せて」なる記事が紹介されている。(2月17日の投稿記事)

武本昌三氏のブログ「ともしび」の紹介を兼ねて、以下にその記事を引用してみたい。

武本昌三氏のブログ「ともしび」より、2月17日の記事「幽霊を乗せて走った被災地タクシー」を引用     
 東日本大震災の最大の被災地・宮城県石巻市のタクシー運転手たちが体験した幽霊現象を、「朝日新聞」(2016.01.21)夕刊が、「被災地タクシー 幽霊を乗せて」というタイトルで大きく取り上げていた。サブタイトルが「死者への思い 大学生が卒論に」となっている。東北学院大学の社会学のゼミで工藤優花さんが卒論に「幽霊現象」をテーマに選んだというのである。工藤さんは3年生の時の一年間、毎週石巻に通い、客待ちをしているタクシー運転手をつかまえては「震災後、気になる経験はないか」と尋ねてまわった。100人以上に質問したが、多くの人は取り合わなかったり、怒り出したりした。それでも7人が、不思議な体験を語ってくれたという。そこには、こんな話もあった。

 (50代の運転手の話)
 震災後の初夏に季節外れのコート姿の女性が、石巻駅付近でタクシーに乗り込み、「南浜まで」と行き先を告げた。「あそこはほとんど更地ですが構いませんか」と尋ねると、その女性は、それには答えず、「私は死んだのですか」と震える声で言った。運転手が驚いて後部座席に目を向けると、そこには誰も乗っていなかった。

 (別の40代の運転手の話)
 夏の8月なのに厚手のコートを着た20代の男性客を乗せた。バックミラーを見ると、まっすぐ前を指している。繰り返して行き先を訊くと「日和山」とひと言答えた。しかしその日和山に到着した時には、後部座席にその男性の姿はもうなかった。

 これらが、単なる「思い込み」や「気のせい」ではなかった証拠があるという。タクシーに誰かを乗せれば、必ずメーターは「実車」に切り替わり、記録が残る仕組みになっている。誰かを乗せて代金を受け取らなければ、運転手が代金を弁済しなければならない。運転手の中には、出来事を記した日記や、「不足金あり」と書かれた運転日報を見せてくれた人もいたらしい。興味深いのは、証言してくれた運転手たちが、みな恐怖心ではなく、幽霊に畏敬の念を持ち、大切な体験として心にしまっている、と工藤さんが伝えていることである。ある運転手は津波で身内を亡くしていた。「こんなことがあっても不思議ではない。また乗せるよ」と言う人もいた、と彼女は話している。こういう幽霊現象そのものは新奇ではないが、工藤さんがそれを大学の卒業論文にしたというのは、珍しいといえるかもしれない。 (引用おわり))

朝日新聞の記事によれば、幽霊に関わる卒業論文は、「呼び覚まされる霊性の震災学」なる書籍として、近いうちに出版されるという。

私が住む中部地方では、朝日新聞の記事タイトルは「震災の死「幽霊」から考える」となっているものの、内容は同じものである。私は霊の実在を知っているので、有り得ることとしてそれを受け止めたが、それを読んだ多くのひとにはどう思われただろうか。

このブログに幾度も書いてきたように、「霊」は決して不吉なものではなく、それに関わる知見は人生に大いに役立つものである。昨年10月8日の記事「淺田次郎の小説「降霊会の夜」を読んで」や10月29日の「人が生きる目的は幸せになることか?」、12月7日の記事 「霊魂が実在していることを知る簡単な方法がある」などを読んでもらえたらと思う。

武本昌三氏のブログ「ともしび」を訪れたことで、精神世界の一端に初めて触れ、人生観を新たにするひとも多いと思われる。訪問されるようお勧めしたい。

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