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不謹慎と自粛について(「きっこのブログ」より引用) [雑感]

「きっこのブログ」で知られるきっこさんが、熊本地震についての記事を投稿しています。「不謹慎と自粛」なるタイトルで投稿された記事の一部を、ここに引用させていただきたい。

「4月17日のきっこのブログ……不謹慎と自粛」より引用
…………今回のように大きな災害が起こると、必ず、テレビ番組から花火大会に至るまで、いろいろな方面に「自粛ムード」が発生する。もちろん、ラジオやテレビなどは重要な情報を発信するメディアなので、通常の番組を中止して災害の特番を放送することは当たり前だと思うし、それが放送媒体の使命だと思う。事実、今回の熊本地震でも、NHKは連続テレビ小説「とと姉ちゃん」の16日の放送を休止したし、日本テレビも16日の夜9時からスタートする予定だったドラマ「お迎えデス。」を延期して、代わりに熊本地震の特番を放送したそうだ。

……‥‥そんなワケで、今回のような大きな震災が発生した時、娯楽は、いったい、どこまでが「不謹慎」で、どこまでを「自粛」しなくてはいけないのか。これはとても難しい問題だけど、これを決めるのは当事者であって、間違っても第三者やネットで騒いでいる人たちではないと思う。歌手だって、スポーツ選手だって、お笑い芸人だって、被災者をさらに苦しめようと思って活動している人なんて1人もいないだろう。みんな、自分たちのやっていることが、少しでも被災地への応援のエールになればと思って自分のステージに立ち続けているのだ。ネットの雑音などに惑わされて変な「自粛ムード」が広がってしまっては、不安や悲しみの中にいる被災者たちから、小さな希望や楽しみまで奪ってしまうことにならないだろうか?‥‥なんてことを感じた今日この頃なのだ。(引用おわり)

きっこさんのブログ「きっこの日記」は、週刊誌で幾度も取り上げられたことがあります。週刊誌の記事に引かれて読み始めた「キッコの日記」ですが、記事の魅力に惹かれるままに、「きっこのブログ」になったいまも、しばしばここを訪ねています。政治、社会問題、日常生活など、投稿される記事のジャンルは多岐にわたります。自民党や安倍首相をこきおろす筆致は痛快ですらある。

ヘアメークアーティストなる仕事が本職とのことですが、ときおり投稿される古典や俳句を論じる文章を読むと、このひとには文学部の教授が勤まるのではないか、と思わせられます。俳句には高校時代から親しんでおり、まだ二十代のはじめに、飯田龍太に会いたくて、山梨県の自宅を訪ねたとのこと。ときおり投稿される俳句に関わる記事に、自作の数句が記されることがあります。俳人としてのきっこさんが話題になるときが、いつの日か訪れるような気がします。

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