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読むことにより人生観が変わる書物 [人生]

武本昌三元大学教授によるブログ「ともしび」に、じつに興味深い記事が記されている。11月9日に投稿されたその記事は、アメリカの脳神経外科医であるアレグザンダー博士の著書「プルーフ・オブ・ヘブン」を紹介するもので、タイトルは「アレグザンダー博士の臨死体験に思う」となっている。

多くの人は臨死体験なる言葉に胡散臭さを覚えると思われるが、そのような人にこそ読んで貰えるよう願って、「アレグザンダー博士の臨死体験に思う」なる記事を引用させてもらうことにした。

武本昌三氏のブログ「ともしび」より、「アレグザンダー博士の臨死体験に思う(2016.11.09)」を引用。

  エベン・アレグザンダー『プルーフ・オブ・ヘヴン--脳神経外科医が見た死後の世界』(早川書房、2013年)という本がある。著者のアレグザンダー博士は、名門ハーバード・メディカル・スクールで長らく治療と研究にあたってきた医師で脳神経外科の世界的権威だという。博士は、危篤状態から生き延びた何人かの患者から臨死体験の話を聞いたことはあったが、全く信じていなかった。ところが、2008年11月のある朝、54歳の博士は突然、細菌性髄膜炎に襲われ、またたく間に昏睡状態におちいってしまう。脳が病原菌に侵され、意識や感情をつかさどる領域が働かないなかで、博士は自分自身が臨死体験をした。奇跡的に生還し、回復後、その「臨死体験」のすべてを克明に書いたのが本書である。

  この本は発売されるや忽ち全米でベストセラーになり200万部を突破したという。博士の体験は、フジテレビ系「奇跡体験アンビリバボー」で紹介されたようだが、私は見過ごしていた。いま、インターネットでもいろいろと取り上げられているので、その内容を見直してみた。このアレグザンダー博士の臨死体験は、脳神経外科医自身の体験告白であるだけに説得力がある。従来の「脳の作り出した幻想に過ぎない」という批判を次から次へと「科学的に」否定していることにも大きな意味があるように思われる。

  アレグザンダー博士によれば、脳の大部分が機能停止状態になっていることが数々の彼の脳のレントゲン写真によって確認されていたのにも関わらず、死後の世界を見たのだという。脳が幻覚を見るためには脳が動いていなければならない。しかし、その彼の脳は臨死体験をした時には完全に止まってしまっていた。あらゆる可能性を検討した結果、「死後の世界は100パーセント存在したと結論せざるを得ない」と博士は述べている。

  しかし、いくら博士が自分の脳のレントゲン写真を並べて科学的な根拠を強調しても、臨死体験のようなものは夢か錯覚であると頭から思い込んでいる人々は、この真実を受け入れようとはしないかもしれない。はじめから聞く耳を持たないのである。かつて、ターミナルケアの世界的権威であったキュブラー・ロス博士は、臨死体験の例を集めて「死後の生」を証明しようとする努力を続けていたが、ついに2万件でやめてしまった。その彼女が残した言葉を思い出す。「わかろうとしない人が信じてくれなくても、もうそんなことはどうでもよいのです。どうせ彼らだって死ねばわかることですから。」

  臨死体験というのは、いうまでもなく、あの世を垣間見た体験で、あの世の入口までは行っているが中へ入り込んだわけではない。アレグザンダー博士のシルバー・コードは切れることなく繋がったままであったから博士は生還できた。死後の世界を本当に知るためには、シルバー・コードが切れてあの世へ入り込んだ人からの情報がはるかに重要であるが、そのような情報は無いのではない。入手が極めてむつかしいわけでも決してない。すでに確固として存在していて、簡単に手に入るのである。すぐ身近なところに『新樹の通信』がある。シルバー・バーチの膨大な霊訓もある。私のホームページでは、どちらもタダで読める。

  これらの本を少しでも読めばすぐわかるものを、いまさら臨死体験の新しい事例を前にして、「死後の世界」があるのないのと問題にするというのは、ちょっと歯がゆい気もする。やはり何よりも大切なことは、シルバー・バーチが言っているように、霊的真理を受けいれる魂の準備が出来ているかどうかということであろう。アレグザンダー博士の臨死体験は、その信憑性を科学的に高めたという点で、大きな意味があるが、この博士の体験が、少しでも多くの人々に「魂の準備」ができるきっかけになってくれることを期待したい。  (引用おわり)

このブログに幾度も記したように、私は自らの体験等を通して霊魂の実在を知っている。霊魂の実在を知る人は決して少なくないとはいえ、多くの人にとって、霊魂は「科学的な観点からは存在するはずのないものであり、話題にする価値すらもないもの」であろう。そのような人が霊魂の実在を知ったなら、その時点で人生観が大きく変わり、人生がより有意義なものになるはずである。
2015年12月7日の記事「霊魂が実在していることを知る簡単な方法がある」に記したように、霊魂の実在を知ることは
誰にでも可能である。とはいえ、そのためには本物の霊能者を訪ねる必要があるが、霊能者を訪ねなくても、アレグザンダー博士の著作「プルーフ・オブ・ヘヴン--脳神経外科医が見た死後の世界」(早川書房、2013年)」を読んだなら、霊魂の存在を頭から否定しようと思わなくなる可能性がある。

武本昌三氏のブログは、「死後の世界があるのないのと問題にするというのは、ちょっと歯がゆい気もする。やはり何よりも大切なことは、シルバー・バーチが言っているように、霊的真理を受けいれる魂の準備が出来ているかどうかということであろう。アレグザンダー博士の臨死体験は、その信憑性を科学的に高めたという点で、大きな意味があるが、この博士の体験が、少しでも多くの人々に「魂の準備」ができるきっかけになってくれることを期待したい。」 なる文章で締めくくられている。私もそのように願って、上記の記事を引用させてもらった。

エベン・アレグザンダー著「プルーフ・オブ・ヘヴン--脳神経外科医が見た死後の世界」(早川書房、2013年)」は、多くの図書館の蔵書になっている。 

武本昌三氏のブログ「ともしび」は、「武本昌三」で検索すればすぐに見つかる。できるだけ多くのひとに訪問してもらい、多くのものを得てもらいたい、と願っている。


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