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私が体験した予知夢……故郷のバス停にまつわる思い出 [超常現象]

故郷で過ごしていた二週間の間に、生家からかなりの距離まで幾度か歩いてみた。10分ほど歩くとバス停があり、バスが通過する時刻が表示されている。朝と昼過ぎそして夕方の、一日にわずか3回しか通らないのだが、聞くところによると、利用する者は極めて少ないとのこと。島根県は人口が少ないうえに、移動には自家用車を使うひとが多い。バスの運行停止も遠くはないという気がする。

じつのところ、そのバス停には忘れることのできない思い出がある。

およそ40年ほど前のことである。生家に帰省している間に用事ができて、出雲市内まで出かけることになった。その日は車の都合がつかなかったので、バスを利用することにしてバス停まで歩いた。

なかなか来ないバスを待っているうちに、いきなり奇妙な予感に襲われた。「東京の自宅で見た数日前の夢の場面が、もうすぐ起ころうとしている。」

私は急いで身体をまわし、バスが来るはずの方向を眺めた。開通したばかりの国道9号線が、緩やかに右方向へ曲がっており、その先は見えなかったが、すぐにバスが姿を見せると、カーブを回って近づいてきた。私は驚きと感動を覚えつつバスを見つめた。私が見ている情景は、数日前の夢そのものだった。

東京を発つ数日前の朝方、私は色のついている夢を見た。眼が覚めてからも鮮明に覚えている夢とはいえ(数十年が経った今でも、その夢は記憶に残ったままである)、何のへんてつもない夢であり、カーブの向こう側から現れたバスがこちらに向かって近づいてくる情景だった。夢には色がついており、近づいてくるバスはツートンカラーに塗られていた。

その数日後の故郷で、私は夢に見たのとまったく同じ情景を見ることになったのである。似ている情景ではなく、まったく同じ風景の中に表れたまったく同じ情景である。国道9号線が開通して間もないころであり、近づいてくるバスを取り巻く景観には馴染みがなく、バス停からの眺めは初めてのものだった。

このように書くと、読んだひとの多くは思うことだろう。「まったく同じ情景に出会ったつもりだろうと、実は似ていただけではないのか。誰にでも、この場面はどこかで見たことがある、と思えるような体験はあるのだから」

その意見を否定するつもりはないが、私がそれを正夢と考える理由がもうひとつある。
私は予知夢を2度も見ているのだが、その体験には際だって特徴的なところがある。2015年6月28日の記事「予知夢……体験者にとっては真実なれども未体験者には絵空事」にも書いたことだが、夢で見た情景が現れる直前に、いきなり予感に襲われている。いずれの場合も、その予感は不意に浮かんできて、「間違いなく、もうすぐ夢の情景が現れる」ことがわかったのである。そのように実に不思議な体験をしている私は、特攻隊員を主人公とする小説「造花の香り」(本ブログのサイドバーに小説の概要が記されている)の中で、主人公に予知夢を見る体験をさせている。

もしかすると、私と同じような体験を持つひとが、少なからずいるのではないか、という気がしている。このブログを読んで下さるひとが多ければ、なんらかの反響が得られるかも知れないのだが、読者数はまだ少ないのが現状であり、期待できそうにないのが残念である。

ついでに記すと、私は予知夢を見ただけでなく、霊に関わる不思議な体験をしている。そのために、私は超常現象や心霊に関わることに強い関心を抱き、関連する多くの書物に眼を通してきたし、このブログでも、その種の記事を幾度も書いてきた。それを列挙すると次のとおりである。

   2015年6月28日   予知夢……体験者にとっては真実なれども未体験者には絵空事

   2015年10月8日   淺田次郎の小説「降霊会の夜」を読んで

   2015年12月7日     霊魂が実在していることを知る簡単な方法がある

   2016年3月14日   予知夢の実在を実証する方法

科学で説明できないことや科学と相容れないと思われる事柄に対して、多くのひとは拒絶反応を示す。 自ら体験するまでの私自身もそうであったのだから、霊魂に関わる話題を拒絶する人の気持ちはわかるのだが、調べてみればわかることを知らないままに過ごすことは、実にもったいないことである。 2015年12月7日の投稿記事「霊魂が実在していることを知る簡単な方法がある」に記したように、霊魂の実在は容易に知ることができる。

私が知る限りでは、「霊魂が実在することを知っている人のすべてが、それを知って良かったと思っている。」と言い切ることができる。


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