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カジノ解禁法は日本の品位を貶める [政治および社会]

多くの国民が懸念しているにもかかわらず、自民党はカジノ解禁法案を成立すべく突き進んでいる。安倍晋三は「カジノの解禁は日本の成長戦略の目玉になる」と言うが、民進党の蓮舫代表が指摘するまでもなく、「カジノの収益はカジノで負けた者が費やしたカネ」である。国民に対して愛国心を強要する自民党は、カジノ解禁法によって国民の愛国心を損ない、日本の品位をも貶めようとしている。成長戦略の目玉にギャンブルを据えるような国には、国民に愛国心を求める資格があるとは思えない。

経済効果をかざしてこの法案の成立を目指す自民党には、儲けるためには卑しい手段をも厭わない、悪徳企業に似た体質がありはしないか。「利益を追求するのは社員のためである」と主張したところで、悪徳企業は悪徳企業であり、品位ある企業ではありえない。

参議院での採決に際しては、党議拘束の有無に拘わらず、多くの自民党議員が反対してくれるよう願っている。


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