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ヒヨドリのツバメ返し [小鳥たち]

2015年6月30日の記事「やっかみ屋のヒヨドリ」に、庭を訪れるヒヨドリのことを書きましたが、この冬にも姿を見せて、4月の半ばまで来ておりました。刻まれたバナナやリンゴの皮を求めてくるわけですが、砂糖水も大好物のようです。


先の記事にも書きましたが、ヒヨドリは餌をついばんでいる雀や鳩の上をすれすれに、それを脅しつけるようにして飛ぶことがあります。驚いた雀は飛び上がりますが、すぐにもどって餌をとります。鳩はすでに慣れたようで、体をかすめるヒヨドリに動ずることなく餌を採り続けます。ヒヨドリは2メートルほどの距離からその様子を眺めていますが、しばらくすると、再び雀たちを驚かせます。その様子を見ていると、ヒヨドリが雀たちを驚かせることを楽しんでいるとしか思えません。雀も鳩もヒヨドリを恐れていないことは明らかですから、互いにゲームでもしているかのようです。


それにしても感心させられるのは、ヒヨドリのすぐれた運動能力です。庭から飛び立ったヒヨドリは、フェンスの隙間を飛び抜けてゆくことがあります。フェンスの隙間は11cmしかないのですが、うまく羽をすぼめてそこを通り抜けます。刻んだリンゴの皮を投げると、信じられないほど急速に身を翻し、空中で皮をくわえることができます。故郷の村で暮らしていた頃には、飛びながら虫をとる燕をしばしば眼にしたものです。投げられた餌をとるヒヨドリの身のこなしには、燕返しを思わせるところがあります。

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