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ハヅキルーペを100円ショップで買った? [雑感]

百円ショップのダイソーに立ち寄ったら、メガネ型の拡大鏡を売っていた。テレビコマーシャルに頻出するハヅキルーペによく似ている。ふだん使っているメガネと重ねて使うことも可能だとある。手にしてみると、レンズはプラスチック製らしくすこぶる軽い。


110円で買ったそれを使ってみると、小さな文字(0.5 mm角程度)の英文を苦も無く読める。ホームセンターに展示されている試用のハヅキルーペと、ほとんど変わらない使い勝手である。いつも使っている遠近両用眼鏡に重ねても、重さはまったく気にならない。というわけで、これからは、この製品を使う機会が増えそうである。


ハヅキルーペは1万円前後で売られているらしいが、その製造原価はどれだけであろうか。もしかすると、売価の多くは広告費かも知れない。そうだとすれば、購入者はテレビ会社などの利益に貢献すべく、高価なものを買っていることになる。


高価な有名ブランド製品に憧れる人がいるようだが、その心理が私にはまったく理解できない。新聞か雑誌で読んだところによれば、高級ブランドのバッグなどの多くは、人件費の安い中国や東南アジアで作られているという。高級ブランド製品が良い素材で作られているにしろ、それよりはるかに安価な同等価値の製品も多いはずである。


音楽を聴くのは好きだが、2015年9月15日の投稿記事「自作スピーカーと音楽を聴く楽しみ」に書いたように、使っているスピーカーは自作したものである。市販のいわゆる中級スピーカーよりも、はるかに安価に作れたのだが、その音質に私は満足している。高級ブランドのスピーカーを試聴しても、私の耳が悪いためなのか、さほどに勝れたものとは思えなかったことも(オーディオショップにでかければ、最近のすばらしいスピーカーに出会えるのかも知れないのだが、この数年は高級スピーカーを試聴していない)、自作スピーカーに対する満足感を強くしている。
                                               
以前にどこかで読んだ記事に、「フランスの高級化粧品の成分を分析してみたところ、ニベアの成分に近かった」という文章があった。それが事実であるならば、ブランドに惹かれて高額商品を買った消費者は、ずいぶん損をしていることになる。高級ブランドと呼ばれるものは、その名前がひろく世間に浸透し、消費者に信頼感をもたせるに至ったものであろう。広告に多大な経費をかけるハズキルーペも、そのうちに、ブランド品の仲間に入るかもしれない。


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