アメリカの元国防長官曰く「核の先制不使用宣言に反対する日本の姿勢は間違っている」 [政治および社会]
きょう5月9日の朝日新聞に、「核禁条約を支持尊重すべきだ 『先制不使用』反対した日本」なる記事が掲載されている。その記事は次のように書き始められている。
かつて米国の核政策に深く関与したウイリアム・ペリー元国防長官(93)が朝日新聞の取材に応じ、今年1月に発効した核兵器禁止条約について「核兵器保有を不道徳としており、支持する」と述べた。ペリー氏は「核兵器なき世界」を訴えたオバマ元大統領の政策に影響を与えた「四賢人」の1人だが、米国の国防長官経験者が核兵器を史上初めて違法とした条約への支持を明言するのは異例だ。
文中につぎのような文章が記されている。
・・・・・・(ペリー氏は)核攻撃を受けない限り核兵器は使わないとする「核の先制不使用」の宣言について言及。・・・・・・「私が参加した会合で、日本政府の代表は(核の先制不使用宣言に)反対し、米国は宣言すべきでないと述べた。間違った姿勢だったと思う」と証言した。
上記はクリントン政権時のことだというが、オバマ政権の時にも、日韓ともに「核の先制不使用宣言」に反対したとのこと。ペリー元国防長官はそのことに対して、「日本の姿勢は間違っていたと思う」と述べている。
日本の国民からだけでなく、アメリカの元国防長官にも疑問を抱かせる日本政府の対応。いつまで続くのだろうか、狭量かつ独善的な、そして欺瞞に満ちたこの国の政治が。憂国の青年はいつまで影を潜め続けるのだろうか。
2021-05-09 13:43
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