八十路にて詠む歌 59 [吾が詠みし歌]
海の果て沈む夕日の溶けるごと形くずして姿を消しぬ
12月2日に投稿した「八十路にて詠む歌 58」は、冬の日本海を詠ったものですが、その歌を詠んだら、夏の日のことが思い出されました。
小学生時代の夏の夕方、友人たちと浜辺に並び、沈む夕日を眺めたことがあります。海に近い村で育っておりながら、海に沈む夕日を眺め続けたのはそれが初めてでした。水平線に近付くにつれて赤みを増した太陽は、水平線に接するとすぐに形を崩し、あたかも溶け込むかのように、思わぬ速さで沈んで行きました。
2023-12-08 17:26
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