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田中元首相の言葉を思う [政治および社会]

朝日新聞のコラム「折々のことば」に、「戦争を知る者が引退するか世を去った時に次の戦争が始まる例が少なくない〈精神科医 中沢久夫氏の言葉〉」が紹介されている(2月4日の朝刊)
                                                   
その記事が、2019年9月19日に投稿した「田中角栄の言葉を聞かせたい国会議員たち」を思い出させた。
                                                   
田中角栄元首相は、新人の国会議員たちに語ったという「 戦争を知っている世代が政治の中枢にいるうちは心配ない。平和について議論する必要もない。だが、戦争を知らない世代が政治の中枢となったときはとても危ない」と。
                                                   
田中角栄が世を去って29年になるいま、戦争を知る政治家はいなくなり、田中角栄が危惧した状況になっている。本ブログ内の記事を検索してみたら、安倍元首相に関わる記事を52回も投稿しているのだが、そのほとんどが、安倍元首相の考え方や政治姿勢を批判する内容のはず。岸田首相が就任した頃には、政治の有りようが改善されるのではと期待していたのだが、早々に失望するに至った。政治をより良いものとするためには、やはり、日本を政権の交代が起こりえる国にしなければ、と思う次第である。あまりに長らく自民党政権が続いたために、政権が交代したなら、一時的に政治が停滞する可能性はあるのだが。

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