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パラグライダー……高齢者なれども鳥のように空を飛びたい [雑感]

太古の昔から、人類には飛ぶことへの憧れがあった、と思われます。敦煌の壁画には天人の絵があり、日本には羽衣伝説があります。よく知られているように、レオナルド・ダ・ビンチは、ヘリコプターを思わせるデッサンを残しています。19世紀に至って、ドイツ人のオットー・リリエンタールがハンググライダーに似たものを発明し、飛翔に成功したわけですが、飛ぶことに対して抱いてきた憧れが、ついには現在の高度に発達した航空機を作り出すに至った、と言ってよいでしょう。

飛行機の時代にありながらも、ハンググライダーやパラグライダーを利用して、多くの人が飛翔を楽しんでいます。飛行機のような乗り物で飛ぶのではなく、鳥のように自在に空を飛びたいとの想いが、その人たちをけしかけるのでしょう。パラグライダーなどを体験したことのない人でも、できるものなら飛んでみたいと思う人は多いと思われます。

このブログで二度にわたって書いたように、私も飛びたいと想ったひとりであり、名古屋に来てから数年後に、パラグライダーに挑戦したことがあります。2015年10月1日に投稿した記事「好奇心は人生を豊かにする(パラグラーダーのことなど私の体験)」の中に、付記…パラグライダーの体験として、次のような文章を記しています。

パラグライダーの体験  
                                                                  
         名古屋に来てから数年後、パラグライダーを体験させてくれる「パラグライダー教室」があると知り、まだ50代だった私は申し込んでみました。
  当日の集合場所に出向いてみると、意外なことに参加者の多くは若い女性であり、40歳以上と思われる参加者は50代の私だけでした。
  練習場となる岐阜県のスキー場は風がやや強かったのですが、向かい風であったためでしょう、飛ぶことになりました。
  数人が飛んでから私の番がきましたので、教えられるままにパラグライダーを装着し、風に抗って坂を走りくだると、どうにか離陸することができました。身体と地面の間に何もないためなのか、数メートルの高さがずいぶん高いものに感じられ、それ以上に高度をあげることに不安を覚えました。そのために、わずか数メートルの高さで斜面にそって飛び、さほどに距離を飛ばないままに着陸することになりました。それを数回繰り返して体験飛行は終ったのですが、「あのとき勇気を出してもっと高く飛べばよかった」という思いが残りました。とはいえ、今になって申し込んでも、年齢を理由に断られるかも知れません。高い空を自由に飛び回ることができたなら、さぞかし愉快で快適なことだろう。機会があれば飛んでみたい気持ちは今もあります。

検索してみたところ、日本の各地でパラグライダーの体験飛行ができ、熟練者と同乗して空の散歩を楽しむタンデム飛行もできるとのこと。費用のかかるタンデム飛行であっても、1万円以内で体験できるようですし、年齢に制限はないとあります。もうすぐ80歳になる私とはいえ、鳥のように空を飛んでみたくなります。さて、どうしたものやら。


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運動音痴

ハンググライダーやパラグライダーは 自分の足で走って離陸する+着陸時は自分の足で着地する という特徴のため、失敗するとすぐ足を挫きます。
タンデムフライトは大抵の所 インストラクターと二人で一緒に走って離陸して(運動音痴にはつらいかも…) 着陸時は二人で着地する(高齢になると誰でも骨がもろくなっており、着地の衝撃で折れて仕舞うかもしれないです) ようになっており、年齢という”数字”では規制していなくても 現実にはフライト困難かも知れないです。
どこかにあった車椅子パラグライダーが実用化されるのを待ったほうが良いかも?なんてことになりそうです。


by 運動音痴 (2017-12-05 19:22) 

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