SSブログ

池上彰氏は言う「新聞を読むことは主体的にものを考えるきっかけになる」 [教育]

2月17日に投稿した「新聞と書物に親しむ藤井聡太7段」なる記事で、とくに若い世代にとって、新聞や書物に親しむことの価値が大なることを書いた。その記事にタイミングを合わせたかのように、2月19日の朝日新聞に、「新聞を受験・教育の場で」なる池上彰氏へのインタビュー記事が掲載された。


ニュースを読み解き、活用する力を養い、認定するものとして、「ニュース時事能力検定試験」なるものがあるという。31の新聞社と放送局が主催して行われるようである。その試験は年に4回行われ、次回は6月23日だという。その試験を紹介する朝日新聞の記事(2月19日朝刊)の中に、新聞やテレビで活躍している池上彰氏へのインタビュー記事が載っている。その中に次のような池上氏の言葉がある。


《現行の大学入試センター試験に代わる新テストでも、文章を読ませた上で、その中に出てくるグラフや表を使ってさらに考えさせる問いかけがあります。これは新聞を読んでいるとつく力です。
  「今の若い人はインターネットで短い記事しか読まない。長い記事を読む力が急激に弱っている。」という教育現場の問題意識があります。大学で学んだり研究したりするには長い文章を読む力がないと困るという意識があるので、試験の文章が実に長くなったのです。この前も新テストの2回目の試行テストを実施しましたが、解いた人たちは「文章が長くて時間が足りなかった」と言っている。
  しかし今、その力が求められている。普段新聞を読んでいるといくらでも解けます。活字に対しては主体的に取り組まないと、実りを得ることができない。新聞を読むことは主体的にものを考えるきっかけになると思います。》


引用した池上氏の言葉は、2月17日に投稿した本ブログの記事「新聞と書物に親しむ藤井聡太7段」と、主張するところはほぼ同じである。19日に掲載されたインタユー記事は前編であり、次週に後編が載るようである。朝日新聞は全ての図書館が置いているので、多くの人にその記事を読んでもらいたいと願っている。

nice!(1)  コメント(0) 

nice! 1

コメント 0

コメントを書く

お名前:
URL:
コメント:
画像認証:
下の画像に表示されている文字を入力してください。