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脳梗塞を発症しておりながら気づかないでいる高齢者 [身体と健康]

5月4日に投稿した「脳梗塞により思いがけず入院したことに関連する記事です。


脳梗塞の発病から3ヶ月となり、予定通りに藤田医科大学を訪ねた。コロナ騒動のためであろう、病院には患者が少なく、待たされることなく診察室に通された。


医師は私の脳のMRI画像を見ながら、「80代でごく軽度の脳梗塞が一度だけというのは、バケモノみたいなものですよ」と言った。どういう意味かと問えば、「80代の人のMRI画像には、脳梗塞の痕跡が幾つもあるのが普通です。全く痕跡がない人はバケモノと言うべきで、小さな痕跡が一つのあなたもその仲間です」とのこと。発症してから20分後には普通に歩けるようになっていたから、私はごく軽い脳梗塞を一度だけ経験したことになる。


そうだとすれば、抗血栓剤を服用する必要はなさそうだが、これまで通りに1日に1錠の服用を続けるべしと言う。服用を中止しているうちに再発したなら責任を問われる可能性があるのだから、医師としては当然の指示であろう。


というわけで、すなおに医師の指示を受け入れて、抗血栓剤のアスピリン系の薬を飲み続けることになった。


「80代ともなれば、脳梗塞の跡が幾つも見つかるのが普通」だという。ということは、高齢者のかなりが、無自覚のままに脳梗塞を経験していることになる。私の場合にはいきなり左足の自由がきかなくなったから、軽度とはいえ自覚できたわけだが、自覚していないながらも、小さな脳梗塞を幾度も引き起こしている人が多いという。そのような人は、私以上に抗血栓剤の服用を必要としているはずである。ある程度以上の年齢になったら、人間ドックの受診時に、脳の検診も受けた方が良さそうである。脳梗塞の発症を繰り返すうちに、重い症状に見舞われる可能性があるというのだから。

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