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偶然の出会いに関わる思い出はまだあった [人生]

偶然の出会いに関わる思い出について、これまで幾度も投稿してきたので、もうすべてを書いたと思っていたが、もうひとつ思い出したことがある。「偶然の出逢いに関わるさらなる思い出(2021-03-09)」に書いた出来事に近い頃のことである。

                                         

ある日のこと、東京の日野市のアパートに荷物が配達されてきた。出勤中の私は家にいなかったので、受け取ったのは妻であったが、配達人は妻にこんなことを話したという。「宛先の名前が私の村に多い名字なので、送り人の住所も見させてもらったら、私の生まれた村のとなりです。そこの鎮守の社は近いので、秋の祭りの日には、子供の頃から遊びに行っていました」

                                                   

出雲地方では知られているが、私の姓は全国的には珍しいほうである。配達担当者は荷物の宛先を見て、届け先の住人は同郷人らしいと思ったはずである。

                                         

10月の村の祭りには、私も必ず宮に行き、かなりの時間をそこで過ごしていた。子供の数が多かった時代で祭りはにぎやかであり、出店が幾つも並んでいたものである。もしかすると、くだんの配達人と、幾度かすれ違っていたのかもしれない。(年齢は私よりも幾らか年上と思われるのだが)

                                                   

私の村の村祭に来ていた隣村で育った人が、たまたま同じ市内の郵便局に勤めており、私の家に荷物を届け、昔話をしていった。それだけのこととはいえ、会はなかったその人に、私は親近感をおぼえた。子供の頃の村の祭りで、幾度かすれちがっていたかもしれないその人に。

                                         

付記

旅先などで知人と邂逅した体験など、「意味のある偶然の一致」に関する投稿記事





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