SSブログ

スピーカーに重低音再生能力を求めたくなるとき [音楽およびオーディオ]

高齢になって15000ヘルツの音が聴こえなくなっても、聞こえる限界の高い周波数の音を想像することができる。同じように、周波数の低い音についても、低音の限界を想像することができる。
                                                   
重低音の出ないスピーカーで音楽を聴いていると、しばしば欲求不満を覚えることになる。音楽の流れの中で、ここは重低音が聴こえるべきだと感じられるところで、期待する音よりも高い周波数の音が聴こえる場合である。CDや音楽番組を聴いてそのような不満を覚えたとき、音質を調整して低音を強調しても、不本意な低音が強まるだけで、期待する低音は聴こえない。
                                                   
以前に使っていた3WAYのスピーカーは35ヘルツまで再生できることになっていた(測定したわけではないが、35ヘルツの音は出ていなかったような気がする)。自作した3Dスパイラルホーンスピーカー(竹中正明氏考案)は、10cmのユニットを使っておりながら、音質がよく、低音も3WAYスピーカーとさほどに変わらなかった。というわけで、大きな3WAYスピーカーは2階の部屋に置いたままになっている(自作スピーカーと音楽を聴く楽しみ 2015.9.15 参照)。
                                                   
昨年の秋、久しぶりにスピーカーを作ったところ、それまで使っていた3Dスパイラルホーンスピーカーよりも、低音再生能力が優れている(スピーカーの製作・・・・・・OM-OF101はすばらしい(2021.12.7 参照)。3WAYスピーカーで男のアナウンサーの声を聴くと、声がこもって聞こえたのだが、新しく作ったスピーカーにはそれがない(3Dスパイラルホーンスピーカーもこもらなかった)。音質も私の好みにかなっているので、それ以来、そのスピーカーを使うことになった。音質に対する不満が少ないせいか、以前よりも音楽を聴く時間が増えたように思う。
                                                   
私はスピーカーについてまったくの素人だが、これまでに幾つものスピーカーを作ってきた(自作スピーカーと音楽を聴く楽しみ 2015.9.15 参照)。80代の半ばにさしかかろうとしておりながら、新しいスピーカーを作りたくなっている。「音工房Z」の大山氏が図面を公表されている、ダブルバスレフに近い形式のスピーカーである。ファンネルダクトスピーカーに使っているユニットを転用するつもりだが、さて、どうなることやら。


nice!(0)  コメント(0) 

nice! 0

コメント 0

コメントを書く

お名前:
URL:
コメント:
画像認証:
下の画像に表示されている文字を入力してください。